2008.10.18-19 尾瀬でおうぜいで宴会 in 尾瀬 アヤメ平編
    
山の仲間である岳岳さんから、「尾瀬で飲み会開催するよ」の知らせが届いたのは約一月前。
当然我が家は参加の返信をしました。
で、日が近づくにつれ、なにやら参加者が増えている見たい。そのうち「
バスがでるよ」とか、「宿がいっぱいだからテント泊でもOK?」なとどいう連絡が飛び交い、気がついたら20人もの大所帯での尾瀬飲み会?山行になった次第です。
先日白山に行ったときにお世話になった旅行会社に関係しているツワモノ達が参加することでどんどん話がでかくなったみたいです。
まぁ大人数の方が楽しいし、恐らく楽しい仲間達だろうと思うし、何でも来いって感じです。
で、ツワモノとは、
山のツワモノ以外酒のツワモノという前評判もあったとか無かったとか・・・
てな感じで、仕事も忙しく、直前の3連休は涸沢へ紅葉見物しに行く予定が中止になり、そのまま忙しい日々が続くかと思ったけど、今回の仕事の締め切りが出発前日の17日提出。なんやかんやと徹夜休日出勤もこなして、16日は休養日。
それまで
全く荷物の支度などしていなかったのでラッキーです。
で、一応おやつとか当日の差し入れのワインなどはけいこが用意してくれていたので、16日の夕方頃から部屋中から荷物を集め始めました。
で、夜になりけいこからメールが「ごめん、やっぱり私は行けないや」と。実はけいこもこの時期が仕事のピーク?(いつもピーク?)で、毎日深夜まで残業していて、16日は夜中12時過ぎまでかけずり回っていた様子。
まぁ半分予想していたので、荷物は直前まで詰めずに置いて正解だね。
でも、その分
ちぃにぃ一人でテント泊装備+ワイン(ビンね(笑))2本、おつまみ各種などをザックに放り込む次第となったわけだ。でも今回は食事は小屋で食べるから炊事道具は最小限だし、食料も最小限なので、それほどの重さにはなりませんでした。
でも、合計24kgくらいにはなったかな。
ということで、夜中3時に佐野市の某所で集合のため夜中1時頃に家を出ます。直前にけいこが帰ってきて「バイバイ〜、気をつけてね〜」と見送りを受けて夜道を走ります。
某所に着く直前にセブンイレブンで大切なビールを買おうとしたその瞬間。なんとサッポロクラシックが置いてあるではありませんか〜
セブンイレブンには時々、サッポロクラシックが置いてあることがあるんだよね。お店の人に聞いたら「特別注文で仕入れることがあるんですよ」と。
当然ちぃにぃは
置いてある全ての缶を大人買いです(^o^)
ニコニコ顔で待ち合わせ場所に到着し、車から荷物を降ろすと、△田さんが既にいて「ちぃにぃさんですか」と。
それから色々と積もる話にびっくりしながら挨拶をしました。
ところで○田さん、ビール飲みます?」と聞いたら意外にも「遠慮しておきます」との返事だったので、ちぃにぃは遠慮無く先ほどゲットしたクラシックを頂きます
そしたら△田さんともう一人待ち合わせで来ていた小△さんが物欲しそうな顔してみているので、再度「飲みます?」と聞いたら、間髪入れず「ハイ!飲みます」と。待ってましたとばかりに、ちぃにぃは追加のビールをお持ちして、早速プチ宴会です。それからというもの、待ち合わせまで時間があったので3人で大盛り上がり、次から次へとビールは無くなり、先ほど大人買いした20本弱あるビールはあっという間に無くなり・・・なんて事はありません(笑)
それぞれ一本飲んだところであいにく?バスが到着してしまいました。
(注)ここまでのお話には若干の脚色はありますので、ご容赦を(^o^)
↑我が家は内地でサッポロクラシックを見たら買い占めてしまう習慣が有るんだよね

今回のバスです
バス会社さんのご厚意で出して貰いました。
さて、バスに乗り込み目指すは鳩待峠です。バスの中はみなさん大盛り上がりで、これから二日間の楽しい様子が想像出来ます。
ちぃにぃは、
もう一本バスに持ち込みグビグビ飲んでました
北関東自動車道から関越自動車道まで快調に走り、沼田ICに到着です。と、なにやら運転手さん(今回は村◇さんのご厚意で運転してもらいました)と△田さんと岳岳さんが騒いでいます。
ガスが無い・・・と。で、そこからガソリンスタンドを探す旅に出ることに。沼田あたりは夜中にガソリンスタンドはやっていないところが多いので、国道17号に出て、無事ガソリンゲットです。
ザックの中には宴会の燃料がたんまり合ったから燃費が悪くなったのかな?なんてね。
さて、いよいよここから山の中へ走ります。途中公衆トイレに立ち寄りお食事&本日のコースのお話し合いです。今回はツアーでは無く、個人山行の集合体という形式なので、皆でコースのお話し合いをします。
案1:鳩待峠から至仏山往復後、山ノ鼻へと向かうルート(至仏山から山ノ鼻への下山は規制中です)
案2:アヤメ平から竜宮を経由して、山ノ鼻へと向かうルート
案3:山ノ鼻へおり、そこから三条の滝を往復するルート

の3つの案を提示します。
最初は案1、案2が大多数で、案3は参加者一人だったけど、そのうち三条の滝を推す声が徐々にバスの中に響き渡り、周りの人たちも冷静な判断が出来なくなったのか(笑)それとも三条の滝の余りの魅力に負けたのか、鳩待峠に到着する頃には、大多数の人が案3に参加ということになりました。
ちぃにぃと岳岳さんは翌日は二日酔いの可能性も強いから、初日に至仏山へ登っておこうと思ったけど、他に参加者が居なくなったので中止。案2に数名が参加するということだったので、案2にすることに。
結局、
案2の参加者がメンバー3人+岳岳さん夫妻+ちぃにぃの6人。残りの11人が案3になる組み合わせに決定です。
鳩待峠で準備運動をして、いざ出発です。

準備体操していざ出発だよ〜
↑△田さんが今回の行程の説明などをしています
←鳩待峠から見た至仏山です
本当に天気が良いです
そうそう、情報です。鳩待峠には無料の水が出ていますので、現地で汲むことができますよ〜
尾瀬は山の環境問題の元祖とも言われているほど、山の環境に対して色々な取り組みをしていることで有名で、各コースの入り口には必ず入山の人数をカウントするゲートがあります。我ら6人はそのゲートを通り抜け、登山道へと足を踏み入れます。
まず目指すはアヤメ平です。鳩待峠の標高は1595mで、アヤメ平の標高は1969mです。374mの標高差を距離にして5-6kmほどを登ります。従って、ダラダラ登りの連続です。
普通ならば何も問題は無いはずなんだけど、実は
岳岳さんはザックの中に一升瓶を仕込み、さらにザックの天袋の下には大きな段ボールに入れたパンを持ってきていて、それ以外にもフライパンだのだのと、山に来たのか宴会に来たのか分からない装備で、合計30kgほどの荷物を抱えているんだよね。
まぁ
今回は宴会に来たので、これが標準装備なのか(笑)まぁちぃにぃも人の事は言えないけどさ。
↑これが入山者のカウンターです
でも、日頃から鍛えたこの肝臓、もとい足腰で、色々なお話をしながら、楽しい時間を過ごしながらスイスイ標高、距離を稼ぎます。
木々の合間から見る空はまさに真っ青。雲一つ無い好天で、風もないので暑いくらいです。
↑ゴゼンタチバナの実です
やがて周りの景色が開けてきたと思ったら、高層湿原が出てきます。ここはアヤメ平手前の横田代という場所。
振り返ると至仏山のたおやかな山容が我々をしっかりとバックアップしてくれています。皆思い思いに景色を撮影したりしながら歩を進めます。

横田代は木に囲まれた湿原です

池のなかを除くと、新種の尾瀬まりもがいましたよ
↑日陰の木道は霜が降りています

振り返ると至仏山のたおやかな山容
←マルコ姫は何を撮影しているのかな?

思わず景色に見とれて食べる手も止まります
←越後三山方面の景色です
少しなだらかな登りを過ぎ、林を過ぎるとそこは一面の湿原地帯。目の前には先ほどまで遠慮がちに顔を見せていた燧ヶ岳もその全容を見せてくれます。
東側を見ると、奥白根山から皇海山へと続く山並みから奥の方には男体山もよく見えます。
←こんな感じの木道が続きます
誰もいない静かな世界です
←三角点があるとついついやってしまいます
←ここから先がアヤメ平です

白根山から続く山脈もばっちりです
←湿原の先に浮かんでいる様に燧ヶ岳が現れます

ついつい足を止めて周りの山を見てしまいます
↑ここアヤメ平は植生復元の試みを沢山しています
この画像の下の方にある線みたいに見える場所が復元箇所です
目を転じて西側を見ると平ヶ岳から越後三山と思われる山並みも見えます。当然バックには至仏山がいるのは言うまでもありません。
いやー素晴らしい景色です。尾瀬ヶ原の様に周りを高い山に囲まれている湿原とは違い、
開放感抜群で、実に気持ちよい場所です。
少し歩くとベンチがあるので、ここで大休止です。
皆、ザックから色々と取り出します。
定番の抹茶です。するとお茶請けまで飛び出してきました。それから煮梅とかも出てきます。プラティパスに少し黄色かかった液体(白ワイン)も出てきます。いやはや、なんとも形容に仕様がありません。
↑お茶請けの和菓子です
お湯を沸かし、お茶を点てて、お茶受けをいただきながら、秋とも思えぬほどの柔らかい日差しの中、最高の眺望と楽しい仲間達とのおしゃべりに過ぎる時間も忘れてしまいそうです。
こんなにゆったりした時間を過ごすことができるなんて、最高の贅沢だよね。
こんな時に、ほんとに思うのは「やっぱ山でしょう!」なんだよね〜

お茶を頂いたら一服するのが美味しいんだよね〜
↑燧と一緒にはいポーズ
お茶を点ててます
アヤメ平の感じです
←クリックで動画です
←クリックで動画です

さて、結構時間も過ごしたので出発しますか〜
さて、楽しい時間をまったり過ごしたので先へと歩を進めます。少し歩くと東側がすぱっと切れ落ちた所に出ます。遠くには片品の街が見えます。雰囲気的には火口の様な感じもするけどそんなことは無いのかな。
で、見下ろすと青い屋根の富士見小屋が見えます。
↓これが富士見平小屋ね
少し降りて竜宮との分岐の所にある富士見田代で一休み。その間に女性陣は小屋まで一走り。恐らくビールでも飲んでいたのでしょう(^o^)
ここで記念撮影を済ませて、あとは下るのみ。距離にして約4kmほど、標高差にして500mほど下ります。
←逆さ燧ヶ岳が今一歩だな
↑さて、いったい何を見ているのでしょうか
←燧をバックにいぇーぃ

青空に白樺が映えます
下るにつれ、徐々に尾瀬ヶ原も見えてきます。ちょうど中間点辺りを過ぎたところでお昼タイムです。木々の合間からは見下ろすと尾瀬ヶ原、見上げると青い空がよく見えます。
←現在地点を確認中です。地図とにらめっこね

尾瀬ヶ原も見えてきました
休憩中だよー
←このあたりは既に紅葉は盛りを過ぎていたけど、少しだけ残っています
←いよいよ尾瀬ヶ原到着です
↑ほらあそこに見えるのが・・・だよ
なんて言っていたんだろうね