2004.7.17ー19 燕常念蝶縦走??? その1
      
7月17日 時々 
本当は今頃は北の大地に居るはずが、北のアルプスに変更となってしまった。
でも嫁のけいこは北へ家出したままなのだぁ(笑)
ということで去年も3日間いて一度も槍穂高を見ることが出来なかったので今年こそはと思い、表銀座へと向かう事になったのである。
いつもの山仲間達と燕山荘まで一緒に行き、それからは初のソロテント山行で常念蝶まで縦走することに。
金曜日の夜穂高駅で待ち合わせの予定で一人夜の道をひた走る。
高速道路が事故で通行止めとなっているので待ち合わせが大分遅くなったが無事合流することができ、中房温泉までボッカさん&ハイジさんの車に乗せてもらい移動。
現地につくと星は見えるが雲が低く、雨がパラパラ降っている。
車で仮眠して起きると雨が降っている。でも高い空には青空も少し見え、穂高の街方面は晴れている様子。うーん微妙だ。でもカッパは必須だ。
駐車場から中房温泉まで少し歩き、登山口に着くと人人人。
さすが海の日なめてはいけません。準備を完了して出発。
↑雨の中準備開始(泣)
↑怪しげな空模様
↑準備完了しいよいよ出発
登りはじめは相変わらず急登。でも人が数珠繋ぎで時々立ち止まってしまうほどの大渋滞。第一ベンチに着くとそこも人人人。全く参った。
途中で暑くて暑くてカッパも脱ぎ歩き続ける。順調に第二ベンチ第三ベンチと過ぎ、富士見ベンチ付近で雨がまた降ってきた。みんなはカッパを着込んでいたが、ちぃにぃは試しに傘で登ることにしてみた。樹林帯では意外と傘も有効な事を発見。
カッパを着ると体力を消耗するのでこれは良いかも。(でも時と場所を選ばないととっても危険ですので皆さんご注意を)
↑渋滞です(笑)
↑第一ベンチでまず休憩
↑ギンリョウソウ
↑第二ベンチです。暑さと雨で汗びっちょり
合戦尾根は北アルプスの三大急登の一つと言われている。
確かに急な登りが続き、中房温泉から燕山荘まで標準タイム
で4−5時間。標高差は1200m強。平均斜度33度ある。
でも思っているほど急な感じがしない。
登山道はとっても整備されており、第一から第三ベンチ、富士見ベンチから合戦小屋と適度な休憩ポイントがあるのでペースが掴みやすいこともあるのだろう。
今回は団体さんが非常に多いことがあり(って、人の事は言えないか(笑)我らも10人だった)所々で立ち止まってしまうほどの混雑だった。今まで山で混雑して立ち止まったのは、白馬の登りと、横尾本谷橋と富士山くらいかな。
やっぱり表銀座は超人気コースなんだろうな。
↑第二ベンチ
相変わらずの渋滞で
人がつながっている
↑第三ベンチ
↑見ての通りの人人人→
↑富士見ベンチ
↑花崗岩が出てきた
↑合戦小屋手前で雨が降ってきたのでカッパを着ている最中
合戦尾根について
合戦尾根へのとりつきの中房温泉には水とトイレが完備しているので準備にはもってこい。でもトイレは結構混むし、紙は無いのでご注意を。
登山道は一番最初が一番きつい。朝からだが目覚めていない事と、階段などで一気に高度を上げるためやっぱり三大急登だなと実感する。が、しばらくすると慣れてくるので最初にがんばると良い。第一ベンチの奥を少し下ると水場がある。この水場は地面からわき出ているとても冷たい水だが、汲むときにゴミと一緒に汲んでしまう。
本文にも書いたが、ベンチはだいたい30分から50分くらいの間隔で設置されており、休憩するのにはちょうど良い。合戦小屋まではほぼ全て樹林帯で、一部で穂高の街が見える。あと左側の谷を挟んだ向側に大天井岳、正確な場所は忘れたが一カ所槍の穂先が見える場所がある(はず)。
それと空気が澄んでさえいれば富士山が見える場所もあるので、晴れた時に登る人は良く目をこらして見てください。
ちぃにぃは一番最初に行ったときに槍と富士山を合戦尾根で見ました。