2005.7.16-18 歴史を感じて in 京都祇園祭り&奈良の旅 その1
    
けいこは一人で北の大地に行ってしまった。
にぃとゆうちゃんとりゅうの四人でキャンプでもしようかという話になっていたが、ちょうど3連休に祇園祭のメインである宵山と山鉾巡航が重なるので、京都にいるあっちゃん&直美夫婦宅へとおじゃますることにした。
祇園祭りは日本でも有数の祭りであり、以前から興味はあったが、なかなか機会がなかったのでちょうど良かった。

日程は金曜日の夜に大津まで、一泊。その翌日京都見物をしてからあっちゃん達と合流し、宵山を楽しみその日はあっちゃん宅へ宿泊。
翌日は山鉾巡航をみてから奈良の入之波(しおのは)温泉という温泉でまったり。
最終日は奈良を散策して帰宅というコース。
結構盛りだくさんである。
早速金曜日の夜、湘南を出発。目指すは大津。色々な話をしながら無事到着。
ホテルは大津プリンスホテル。なんて豪華なんでしょう(笑)
でもレイトチェックインという制度があり、一人4000円で宿泊できます。プリンスホテルのラブホテル化だね。
↑ラブホテルか化したプリンスホテル
やっぱり厳しいのかな
↑ご機嫌だよーん 
翌日は東山を越えて京都に突入。
あっちゃん&直美の結婚式の時には皆で銀閣寺&哲学の道を歩いたので、今度は北山方面へと行こうと言うことになり、まず目指すは金閣寺。
金閣寺は何度見てもその豪華さに圧倒されてしまう。でも不思議な事に成金趣味の様な感じを抱かせないのはとても不思議である。
←とにかく暑い暑い
あの風景の中に金ピカの建物は不自然であるが、何かそれを超越しているものがある様に感じる。
←スポーツ選手達が良くしている金のネックレスは趣味が悪いが、この金ぴかの建物はどこかそれを超越しているなと感じさせる。
うーん、何でだろう?
次に目指すは竜安寺。ここは石庭で有名な場所。境内を歩くがとにかく暑い。
京都の夏は暑いと聞いていたけど、本当に暑い。参ったね。
石庭を見て、先に足を進めると苔むした中庭がある。
金閣寺とは通称で、正式名称は「鹿苑寺(ロクオンジ)」と言います。
ちなみに銀閣寺は「慈照寺(ジショウジ)」です

これが有名な石庭です。
確かどの位置から見ても、見える石が総数マイナス1になるとか
石庭は南向きであるが、この中庭は西向きになっている。でも気温が全然違う。偶然の産物なのか、それとも計算しつくした結果の配置なのか。とても不思議である。
恐らく何らかの知恵が働いていることは間違いないと思う。

何となくぼーとしている
時がゆっくり流れています
このあたりの建物は金閣寺を含め室町時代に建てられたものがおおいが、このあたりの時代が日本の精神文化の礎になっているのだと強く感じてしまう。
文化というものは人が、そこにいることによって発生するが、その文化が成熟していくとこの様なすばらしいものができあがるのだと思う。
建物という有形のものにも関心するが、無形の精神性みたいなものに関心してしまう。
気のせいかもしれないけど、ただそこにいるだけでなにやら落ち着いてくる。
やっぱりちぃにぃは日本人なんだなと強く意識してしまう瞬間である。
なんて堅い話はさておき、次に向かうは清水寺。
とその前にお腹が空いたのでお昼ご飯を食べることにする。
ゆうちゃんのお勧めのお店で、聖護院の近くにある河道屋養老というおそば屋さん。
ビールがとても美味しかったです。
でも、おそばは西日本で食べるものではないということを実感しました。まぁしようがないよね。
↑お店の真ん中には中庭があり、目も楽しませてくれます。
紅葉時期はきれいなんだろうな
↑ただの海苔巻きではありません。
そば巻きといい、おそばをまいてます
←関西ではおそばはね・・・

運転手が居るので安心してBeerが頂けます(^o^)
で、お腹もふくれたので清水寺へと向かう。ここで名古屋から友達のかず&まき夫婦とあお君と落ち合う。彼らは既に清水を回ってきたというので、後で合流を約束して我らは修学旅行さながらのコースへと向かう事にする。
清水寺も観光地化しているためとても人が多いが、やはりさすが清水寺である。
昔の人の偉大さを感じざるを得ない。
一通り一周して音羽の滝まできたら大行列。さすが観光地です。
駐車場の手前のお店で夫婦茶碗を購入して、宵山へと向かうことにする。

音羽の滝は大渋滞です
手前左の青いシャツの人が最後尾みたい
まぁ色々と合ったけど、無事あっちゃん&直美&さほちゃん、かずさん&まきちゃん&あお君達と合流。
早速ビールを飲みながら久々の再会に話題も弾む。
でもみんな子持ちになってしまっているので、出てくる話題といえば子どもの事ばかり。みんなと出会った頃は結婚しているのはちぃにぃ&けいこだけだったのにね。
時は着実に流れていきます。
↑地下鉄で河原町まで移動します
↑みんな父母になってしまいました
↑今日は独身貴族のちぃにぃ
あぁービールがうまい!
↑琉とサホちゃん
仲良くおててつないで
と、ここで宵山の説明を少し
祇園祭というのはかなり歴史が古く、その昔京都の八坂神社で疫病等をお払いするために開催したお祭りが起源であるとかないとか。
7月1日から31日までの長丁場のお祭りで、一番メインの行事があるの山鉾巡航。これは、街中を山とか鉾とかいう山車を引いて回る事をいう。どうもそれぞれの山車に神様が乗っており、八坂神社から街中を神様が散歩してまわるということを表している見たい。で、その山鉾巡航の前夜祭に相当するのが宵山。ちなみにその前日が宵々山と言うそうです。
山とか鉾はそれぞれの町内会が管理していて、宵山ではそれを組み立て飾りたて、一般の人たちに披露している。そこでおひねりを献上すると「ちまき」といういわゆるお守りをくれるのである。また山に飾るご神体も一緒に披露されており、これを間近で見ることもできる様になっている。
まぁ細かい所に間違いはあるかもしれないけど、とても雰囲気があるのんびりした時間が流れている風景である。
↑人人人 その1
←これが鉾です
↑人人人 その2
ということで、あちこちの山とか鉾を実ながら散策する。でもとにかく人が多い。
宵山はあらかじめ日程が決まっている(17日)が、今年はちょうど三連休に重なり天気も良かったためか、例年にない人手になっていたようである。
確かに凄かった。休日の竹下通りの状態というか、野球が終わった後の駅へ向かう道の状態というか、とにかく人人人人人人人人人人人人である。
おまけにとにかく暑い暑い。

雰囲気あるでしょ

暗くなるとこんな感じでさらにGood
でも、そんな中で暗闇に光る提灯とか、鉦や太鼓の「チーン」「カーン」という音が響いているなかをそぞろあるくのは何とも言えず良いものであった。
結構良い時間になってきたので、かずさん達は家に戻るためバイバイ。
残る我らはあっちゃんが予約しておいてくれた中華料理屋さんで飲みながら食事しながら楽しいひとときを過ごした。