2010.8.28-30 初めての中央アルプス in 木曽駒から空木岳縦走 その1
さて、今年の夏のメインの山歩きをどこにしようか・・・
最初は北アルプスでも行こうかと思っていたんだよね。テント泊で二泊三日。八峰キレット超えでも良いかと
思っていたんだけど、
折角二日間の山歩きだし、普段行ったことのない場所へ行こうかと思っていたんだよね。
で、あちこち探した結果、中央アルプスに行くことにしました。
実は、
我が家は中央アルプスという場所に一度も足を踏み入れたことが無いんです。
いつも北アとか南アとか八ヶ岳とかからあれが中央アププスなんだよね〜なんて言っていた程度の知識しかありません。
で、早速お勉強です。
まずは昭文社の山の地図を購入して、だいたいの山の山の位置関係を把握します。
コースタイムなども参考にしながら歩く場所を検討するんだけど、
テント泊出来る場所が少ないんだよ。
中央アルプスの稜線沿いでテント泊ができるのは木曽駒ヶ岳の山頂小屋の前だけです。
なぜかというと、それは知りません。
そんなわけで、とりあえず1泊目は木曽駒までの歩きとすることに決定。
しかもロープウエイを利用するので西穂岳へ行くよりラクチンになりそうだよ。
眼下には本日我が家を建設する予定地である頂上小屋のキャンプ指定地が見えます。
ちょっと岩があったので遊びながら時間を過ごします。
だって、本当にラクチン登山で本日の目的地までもあっという間についてしまうからね。
宝剣岳を見ると、こんなヤツがいたよ
アノ上って結構危ないのでは?
いやはや、8月の末になっているというのに、これだけの花が咲いているのもなかなか凄いよね。暑い日が続いているからなのかな〜
7月の中旬あたりに来たらそれこそお花畑になっているんだろうね〜

登山道については、危険な場所はほとんどありません。それでも登山道であることには間違いありません。スニーカーとかで歩くことはお奨めしません。
まぁ人それぞれだからどうでも良いんだけど、少しのお金を払って簡単に連れてこられてしまう弊害というのはあると思うよ。
標高としては涸沢よりも高い所にあるということは理解しておいた方がよいと・・・でも涸沢より高いということを解っている人であれば、へんなカッコウで来ることは無いか(爆)

千畳敷で咲いていたお花たちを一杯撮影してきましたよ
で、問題の2日目は、宝剣岳を経由して、そのまま空木岳へと歩く事にします。
そこに
空木平避難小屋があるのでそこに宿泊する予定で計画を立てます。
でも、このルートは余りにもバランスが悪いんだよね。初日はほとんどお遊び程度。2日目はかなりのロングトレイル。3日目は下るだけというもの。
まぁロケーションとテント泊が出来る場所と登りたい山を考えた場合には仕方ないかな。
でも、
二泊三日の山行で百名山二つと宝剣岳という美味しい場所をゲットでき、しかも一日中稜線歩きを楽しむことができるなんてとっても贅沢だよね。
で、ルートが決まったのが出発5日前ほど。計画書は作成したんだけど、仕事が忙しくてバタバタ準備をしながら日が過ぎていきます。
食糧計画もしたけど、今までの経験をもとにした行き当たりばったりで過ごします。
まずは千畳敷のど真ん中を稜線まで歩きます
稜線までは距離があるように見えるけど、それほど距離はありません。かなりラクチンです。
途中にはお花たちが咲いていたけど、8月末の時期でこれだけ咲いているということは、最盛期にはかなりの花が咲くんだろうね。
途中、観光客達の喧噪を横目に見ながら一歩づつ歩を進めます。
しかしここはやはり
観光地。軽装の人から、Gパンの人からスニーカーなんて当たり前。肩から提げる一流ブランドのハンドバック?ショルダーバック?で歩いている街中ガールもかなりいるなかを、なんだかこちらの方が違和感あるような感じで歩き続けます。

下に見えるのが山頂小屋のキャンプ指定地です
トウヤクリンドウが出てきました。
高山の証、秋に近い証だよね〜
で、早速ここでお水をゲットします。水道?山水?の蛇口があるのでそこで水をゲットしました。
それから記念撮影をして、出すもの出して、お腹にためるものためていよいよ出発です。
しかし、1000円ちょっとを支払うだけで、2600mもの場所へ人を運んでくれるなんて、ありがたいんだか、ありがた迷惑なんだか良く分かりません。
こんなに安直な登山になってしまって良いのだろうか?
おかげで千畳敷は事故が多いみたいです。まぁあたりまえか〜
で、ロープウエイ山頂駅であるホテル千畳敷に到着したら目の間には千畳敷カールの雄大な景色が広がっています。
真ん中には宝剣岳がどかんと構えて格好良いよね〜
写真では何度も見ている景色だけど、実物はやはり良いものです。
バスに乗り込み、最後の駐車場で大量の人を乗せ(それでも乗り切れない人が煽れていたけど)、山道へと入っていきます。
バスはローギアに入れないと登れないほどの急な曲がりくねった道をあがり、
30分ほどでロープウエイ山麓駅であるしらび平へ到着です。
しらびそが沢山映えていたのでしらび平となったとアナウスされていたっけ。
で、
ロープウエイは繁忙期だとここで2時間程待つことも珍しくないみたいだけど、今回は30分待ちで済みました。
そうそう、バスを降りるときにロープウエイの整理券を配っているから、バスの先頭に乗っていた方が少しだけ待ち時間が少なくなる可能性がありそうだよ(^o^)
情報
駐車場は菅の台に止めることをお奨めします。その上にも駐車場があるけど、皆がそこに駐車するのでバス待ちが凄かったよ。
ちなみに
バスとロープウエイは片道で1980円で、バス停にある窓口で購入可能です。
そうそう
バス待ちの客が多いと臨時便を出してくれるみたいだよ。
それから地形図も入手しなければならないけど、本屋さんへいっても全部揃いません。
なんと
今回のルートは1/25000地形図が3枚も必要になるんだよね。
で、秋葉原の本屋さんで色々と助けて貰いながら木曜日に最後の1枚をゲット。でもこの時点でも荷物のパッキングは済んでいません。
残すは一日のみです。でも
金曜日も夜遅くに帰宅となってしまいました。
翌日は四時起きで五時出発予定。荷物を詰めまくって一寝入りです。
天気は絶好の山日和なんだけど、かなり暑そうな感じです。
これは久々の荷物の重さとは別に暑さとの戦いになりそうな予感がプンプンです。
下りは膝に負担がかかるからゆっくり歩きます。
で、写真撮影しながらゆっくり登って約一時間ほどであっという間に稜線に到着です。目の前に一気に視界が広がります。
真っ青な空のしたで一休みです。日差しがとっても強いです。
南側を見ると宝剣岳へと続く道が見えるけど、かなり近いよ。
木曽駒ヶ岳までは目の前にある中岳を越えるんだけど、全然標高差なんてありません。
山小屋も2軒あります。どちらも同じ経営みたいです。
最近ちぃにぃのPC壁紙に使っている画像です。

千畳敷カールは素晴らしいですね。
で、30分ほどの待ち時間は写真を撮影したり、ストレッチしたりと暇をつぶして待っています。
やがて順番がきてロープウエイに乗り込むとあっという間に2600m地点まで運んでくれます。
2600mというと、涸沢より標高が高いんだよ〜
日光白根山よりも高いんだよ〜
富士山五合目よりも高いんだよ〜
ロープウエイの中では日本で一番高いところにある駅ということを盛んに言っていたよ。
で、一息ついたので早速山頂小屋へ向かいます。
ここで、
けいこがちぃにぃのザックを背負うというのでちょっとお取り替え
最近特に荷物を少なくすることを心がけているからザックは巨大化していません。
それでも、けいこの背中いっぱいにザックが広がっていました。
本当に空がきれいです
稜線までの最後のひと登りです
記念撮影をしておきました。
宝剣岳がとっても格好良かったよ
バスに乗り込み、朝ご飯を頂きます。
最初はガラガラだったけど、後から満員になります。
で、当日高速道路も混まないうちに首都高速を駆け抜け、中央高速に突入。稲城あたりで事故渋滞にはまったけどそれ以外は順調順調
甲府あたりでは雲がかかっていたな。前日夜に一雨降ったみたいだけど、進行方法は晴れている。
諏訪を抜けて高速を南下し始めて、駒ヶ根ICに到着。
今回の山のテーマ曲?ともなった
植村花菜の最新ミニアルバムを聴きながらあっという間の到着です。
閑話休題。トイレの神様を始め、最近では結構好きなアーティストに追加です。
ちょいとお奨めですよ〜

この青が良いんだよね〜
少し休んでから中岳へと向かいます。ここは巻き道があるんだけど、撒いても5分か10分位しか変わらないのでそのまま直登(笑)
あっという間に中岳山頂です。
ここに来ると木曽駒ヶ岳が目の前に見えます。木曽駒は丸い山頂であんまり特徴は無いんだよね〜
今回のルートは菅の台という場所を起点に、バスとロープウエイで千畳敷まで行き、そこから歩いて周遊し最後に菅の台という場所に戻ってくるもの。
専用の駐車場はすでに満杯なので目の前にある民間の駐車場に3日分で1500円で駐車し、バスとロープウエイの片道切符をゲットします。
    
今回けいこは山ガール仕様で、
CW-Xに巻きスカートで行くことにしました
飛行機雲がとってもきれいにでていたよ
水蒸気が多いのかな〜

まぁ暑いからね(^o^)
空が青いから写真がきれいに撮影出来ます。
整理番号は635で9時45分に出発予定です。
約30分の待ち時間ね〜