2008.7.19-7.21 八ヶ岳中央部ソロテント泊の旅
さて、けいこはこの3連休を利用して北の大地に旅立ってしまった。
ちぃにぃは何もすることなく3連休をもて遊ぶ程、辛抱強いわけがない。ということで、この3連休を利用してソロテント泊を計画した次第なんです。
で、どこに行こうかと色々と考えて北アルプス?初めて行く中央アルプスか〜、それとも南かなんて思っていたんですが、なぜか八ヶ岳に行こうと思い立ったんです。
そうなると、
2泊でテントでという制限?でどうしようかと色々と検討を始めました。
八ヶ岳は実に沢山の山小屋がありますが、
稜線上にテント泊できる場所がほとんど無いんです。これは実に悲しい事なんです。テント泊者としてはね。
それと、縦走しようとすると交通機関が便利なようで不便な様で何とも言えないんです。
色々なところで検索し、参加しているMLで情報収集した結果、以下の様な計画にしました。
意外とGoodな選択だと思いますので、山行する際の山行、もとい参考にしてみてください。
初日
麦草峠から茅野行きのバスで茅野駅へ移動し、返す刀でバスで美濃戸口へ
美濃戸から行者小屋へ(テント泊)
二日目
行者小屋から赤岳、横岳、硫黄岳を経由して、オーレン小屋へ(テント泊)
三日目
オーレン小屋から天狗岳を経由し、そのまま北八へ突入して麦草峠へ
なんて計画です。
これならバス代1400円+900円で麦草峠から美濃戸口へと移動できるし、麦草峠の無料駐車場に止めれば足代はほとんどかからないことになるわけだ。
タクシーで移動したら10000円弱はかかりそうだし、ソロで行くならこれはなかなか良いアイデアです。
情報提供いただいた皆様、本当にありがとうございました。

南沢の風景とお花たちです

このルートは今まで5回ほどは歩いているけど、全て赤岳鉱泉へと続く北沢を登ってました。今回は翌日行程などを考えて、南沢から行者小屋へと抜けるルートを選択します。
北沢とは趣が異なっていて、このルート好きです(^o^)
まずは美濃戸までの一時間程の登りです。途中ショートカットをするんだけど、アブが多いんだよね。
八ヶ岳周辺の登山口はこの時期アブが本当に多くて辟易します。最初短パンスタイルで歩いていたんだけど、足下にからみつくアブ達を避けるために長ズボンモードに切り替えました。
ちぃにぃは虫に刺されると非常に腫れてしまうことがあり、ちょっと辛いからね。
美濃戸口に着いたら人があふれかえっていたな。さすが人気の場所だね。
早速水を汲み、計画書を係の人に提出してから出発です。
情報です。
美濃戸口に水はあります。でも美味しくありません。美濃戸で入れ替えることをお奨めします(^o^)
で、荷物を詰め込みバス停へ移動します。バス停は麦草ヒュッテの目の前にあります。時間が来て出発です。乗客はちぃにぃ一人です。
運転手さんと雑談をしながら走ります。北アは見えませんが、御嶽山などがきれいに見えます。
実はちぃにぃが乗ったバスは
茅野駅に9:34に到着する予定なんです。で、美濃戸口行きの直行バスが9:35発なんです。そこで運転手さんに「間に合いますか」と訪ねたところ、色々と便宜を図ってくれたんです。いやーありがたいよね。おかげで茅野駅で1時間程待つことなく美濃戸口に行くのバスに乗ることができたんだからね。
ということで、久々のソロテント泊の準備開始。
荷物を集めて、ザックに詰め込むとその
重さは最終的に22kgほど
ソロテントで2泊3日の食料を詰めたらこんな感じになるのはまぁ普通かな。でももっと軽量化したいと思っているんだけどね。
で、
そのザックを担いでみたら、重ッ!
久々の20kg越えのザックの重さはなかなかな物があります。果たしてこんなんで登れるのか・・・
でも、まぁ何とかなるでしょう!

で、当日。仕事先へは車で向かいます。そのまま中央高速で突っ走るためです。一度家に帰ってきてからの出発ではかったるいからね。朝駐車場が無くてちょっと苦労したけど、やはり車で直接行ったのは正解でした。
途中実家にシャワーを浴びに立ち寄りそのまま麦草峠へと向かいます。

ということで、ここから題して「
八ヶ岳中央部ソロテント泊の旅」の始まりです。
      

↓北沢と南沢の分岐です


水が涼しげだよね

←ここから見る阿弥陀岳はきれいだよね


肉うどんをいただきました

虫除けを持ってこなかったことを後悔しながら、まとわりつくアブと格闘しながら無事美濃戸に到着です。
美濃戸に到着したのは12時少し前。一休みを兼ねて肉うどんで腹ごしらえをしてから出発。

←さて出発しますか


こんな感じの場所を
ショートカットします


美濃戸口は人で溢れていたな

←計画書はきちんとだしましょうね

で、美濃戸口行きのバスが2台出たんだけど、これが両方とも満員だったんだよね。ちぃにぃはバスの一番後にある扉のそば(床ね)に座ることが出来たんだけど、ずっと立っていた人もいたんだよね。さすが海の日、なめちゃいけないよね。

↑八ヶ岳がきれいに見えます。右は赤岳ね


運転手さんと雑談しながら茅野駅へ

↑このバスで茅野駅へ向かいます


駐車場はほぼ満車状態でしたよ

←以前はここが国道の最高地点だったんだよね

←麦草ヒュッテはまだ開いてませんでした

朝早い時間から周りはガヤガヤしていたな。テント背負った人たちが山の方へと消えていくのを尻目に、ゆっくり準備開始です。
麦草峠から茅野駅へ行くバスの出発は8:30頃なんです。
ここで情報です。麦草峠の無料駐車場には水場はありません。麦草ヒュッテ周辺にも水場はありませんので、ここを出発する人は気をつけましょう!
7月19日 
諏訪南ICで降りて、八ヶ岳沿いの道を北上します。11時頃だったこともあり、別荘地帯へ向かうブルジョアの車を尻目に国道299号線を走ります。麦草峠近くのヘアピンを曲がった瞬間、目の前に大きな物体が・・・
カモシカが座ってました(笑)ちょっと心臓バクバク状態になってしまったのもつかの間、無事麦草峠に到着。先着している人たちがテントや車で宴会?地図を見ながら過ごしてました。ちぃにぃも一人なら寝ることがOKのFit君の後部座席でソロプチ宴会をしてから就寝です。外は月明かりがとってもきれいだったな。

←山とかではちょっと豪華にね

途中沢を何度が渡ると、道が少し怪しくなってきました。目の前から女性がいきなり現れ、行者小屋へはこのルートで良いの?なんて近くの人に聞いていました。ちぃにぃも初めてのルートなんだけど、踏み後もしっかりしているし沢沿いに登っているからそのまま先へ進みます。さっきの女性はあっち行ったりこっち行ったりを繰り返してました。
そのうち、
左俣側に登山者が結構歩いているのが見えて、赤いテープも見えました。
ということは、ちぃにぃが歩いているルートは正規なルートではないということか・・・
ちょうど
前後してあるいている若いお兄さんと顔を見合わせて、渡渉しました
でも、分岐点は気がつかなかったよな〜道もしっかりしていたしね。
で、沢沿いから少し登り始めた所で休憩です。
すると
、沢沿いの奥の方から若いカップルがやってきました。「行者小屋へはこのルートで良いですか」と聞くんだな。
どうも、ちぃにぃ達が歩いていた様に右俣をがんがん登り詰めて、よじ登るような場所に出たので引き返してきたみたい。
2時間程歩いたみたいです。ご苦労様。

←こんな感じの道が続きます