2006.12.30-2007.1.2 年越しは燕山荘で
受付を済ませて、まずは部屋に案内されたんだけど、新館といって、普段は素泊まりの人たちが泊まる場所に案内されてしまった。
途中、階段を登って、奥へ奥へ進んでやっと到着。既に宴会始めていた人たちもいたな(^o^)
荷物をほどいてから、まず
最初にやることと言えば、そう当然のことながらBeerです。
ということで、早速食堂方面へと出没です

小屋手前から見た槍ヶ岳です。
表銀座の稜線がとっても綺麗だ

山小屋といえば繭棚
畳3畳に4人という、まぁゆったり状態かな
さすがに、燕山荘といえども冬のこの時期には生ビールはありませんでした(笑)
仕方なく、缶ビールで我慢です。
でもさすが山小屋値段
500ccで700円、350ccで500円です
お昼は少し過ぎていたけど、お腹も空いたので食事も一緒にたのんでゆっくりまったり。

ビールのお代わりも飲んで、ちょっとお疲れ気味なので早速お昼寝としゃれ込みました
小屋のシステムについて
小屋に連泊するのは初めてだったので、二日分のお金を払おうとしたけど、一泊分のみ取られました。
翌日は翌日に受付をすることに。まぁ山小屋は長期停滞することもあるし、これが標準なのかな?
お昼寝前に槍から裏銀座へと続く稜線を記念撮影です
この景色が見たくて、登ってきたようなものなので、もの凄く感激です

誰がどう見てもまさにこれず「槍」

ちょっと構図が悪すぎです

意外に綺麗な姿の燕岳
約二時間ほどの昼寝を済ませて、受付の方に行ってみると、ちょうど日没が終わってしまった所だった。後で聞いたんだけど、もの凄く綺麗な夕日が見られたと言うことだったので、ちょっと残念。

日が沈んだ直後の槍ヶ岳

シルエットが綺麗でしょ

靴は部屋の所まで持って行っているので、
持ってくるのが面倒くさいから、
サンダルで表に出ます。
寒いだけど、雪が溶けないからまあ許せるかな

こんな場所を抜けると部屋があります
夕ご飯まで、また時間をもてあましていたので、仕方ないから又Beerをいただきました(^o^)
山ですることが無いときは飲むに限ります。
でも標高が高いから、あんまり飲み過ぎると翌日が大変なんだけどね。
↑これが今日の夕ご飯です
暖かくて、結構美味しいです
↑いかと大根の煮物も出ました
味も結構いけてました
↑今日の夕食は三回戦
お正月では記録的な120人の宿泊者だったそうです

ちなみに、真ん中にある筋交いは
小屋を雪から守るための支えです。
あちこちに柱と筋交いがセットされてました

廊下にもこんな感じで筋交いをセットしてます。
雪が多いので小屋が斜めにゆがんでしまうそうです。
でも、基本的に
木造なのでそのゆがみも雪が溶けると元に戻るそうです。
木って本当に偉大だなって
で、夕食が終わるとまたすることがないから、またお酒を頂きます。廊下にある椅子に陣取り、ゆっくりとした時間を過ごします。
←小屋の中とはいえ、廊下はさすがに少し寒いのでダウンのベストとフリースを着込んでます。
外は氷点下10度以下なので当たり前かな

これは暖房器具の一つです。
前側では強力な火を付け、うしろがわに強力な扇風機を持っていて、
暖かい空気を遠くまで強制的に運ぶマシンです。
こんなのが、小屋のあちこちに点在してます。
食事も済むと普段は9時消灯を目指して、皆部屋に戻ったり、一部の人たちは食堂で談笑したりするんだけど、今日は大晦日なので特別に食堂のみは12時まで消灯がのびます
とっても大きな液晶テレビが設置してあり、紅白歌合戦を皆で見てました。
我らは廊下で相変わらずお酒を頂いてました。

みんな見ているのは紅白歌合戦ね
DJ OZMAの場面にみんな目が釘付けだったり(笑)
ちょっと寒いのを我慢して、表に出てみると
燕岳が月明かりにその端麗な姿を浮かべてました。
5秒くらい開放モードで撮影したのが左の写真
山の上の方に★が見えるのが解るかな?


で、右の写真は松本の街明かり
遠くは長野市の方まで見えるほど空気がとっても澄んでいて綺麗だったよ
これも5秒程度の開放で撮影しました
しばらくすると、燕山荘のオーナーである赤沼さんの恒例行事である「ホルンの演奏」が始まりました。その前に、楽しいおしゃべりもね。
でも、冬のこの時期は唇の乾きなどが強いから、なかなかうまく吹けないと言い訳しきり。止めようと思ったときに、小屋の若手が気を利かせたのか、半分いじめなのか唇の乾きを潤すための「ポカリスエット」を届けたおかげで、オーナーも渋々演奏を続けることに(^o^)

大晦日のサービスということで振る舞い酒が
振る舞われました

その後は年越し蕎麦もサービスです

お正月気分満点でとっても美味しく頂きました。

行事も一段落したので、皆それぞれに部屋に
戻ったので食堂に入り込んで、寝酒を頂きます。
って、どれだけ飲んでいれば気が済むのかってね
ということで、2006年も無事終了ということになり、我らも10時30分頃には部屋に戻りました。
こたつの部屋などでは新年が明けるまで宴会が続いていたようだけどね。

2006年の山を締めくくるにはもの凄く充実した一日だったな。

あこがれの表銀座越しの槍ヶ岳も見ることが出来たし、標高2500mを越える場所で年を越すことも出来るしね。