2006.8.26-27 奥穂はまだまだ遠いぞ in 西穂高岳
      
8月26日 時々
8月中に一泊テント泊でどこか行きたい山が無いかと探していた所、そうだ西穂にリベンジにしにいこうということになったのだ。
7月に行った西穂では、見事な雨の中、宴会になって、山頂というより山荘から先へは一歩たりとも進むことが出来なかったんだな。
で、今回は出発前に雨なら中止と思っていたんだけど、へへへ神様はいるんだよね。週間天気予報は晴れ。でも日が近づくにつれて少しずつ天気が不安定になってきた。やばいなと思ったけど、なんとか大丈夫そう。
今回の予定は、初日は西穂山荘まで。二日目は朝早く出発して西穂できたらその先に少しでも行ってみようと言うことにしてみたんだ。
何故かっていうと、
西穂-奥穂はいずれ歩いてみたい所なので、今回はその偵察という意味もかねて少しでも経験を積めればねって思ったから。
参加メンバーはいつもの山よりBeerのKさんと我が家の3人ということになった。
当日朝、山に行くのかよっていうほどのんびりした出発。我が家を4時頃出発して、都心で待ち合わせで東京5時出発。
中央高速を使って一路松本へ。関東地方はあまり天気が良くなかったんだけど、八ヶ岳の麓あたりで青空も見え始めてみた。
でも八ヶ岳も南アルプスもガスのなかだったなぁ〜
会の仲間が甲斐駒と仙丈ヶ岳に行っているんだけど、あちらも駄目なのかな。
松本ICで高速を降りて、通い慣れた国道をのんびり走って安房トンネルを越えて新穂高に到着。
時間は9時。天気は晴てはいるんだけど、山の上の方はガスがかかっているみたいだ。やだなぁ〜
↑準備中でーす
↑準備完了、ロープウエイに行くぞ
←今一歩晴れていないんだよな〜
でも前回よりは全然良いよぉー
ロープウエイのキップを買おうとすると看板にロープウエイ山頂駅は濃霧と書いてあるジャン。
うひゃーあ〜
でも、今日より明日の方が天気は回復するって天気予報では言っていたので、それに期待することにしよう!
早速荷物を整理してから山頂へ向かうロープウエイに乗ることにしたんだけど、
我ら以外に登山客がいないんだ。みな観光客なんだよね。

前回は故障中だけど
さすが夏だから稼働中でーす
穂高周辺は上高地とよい、ここ西穂とよい、登山客と観光客のミックスゾーンだよね。いい加減慣れたけど、初めて上高地に槍方面から歩いてきたときは正直びっくりしたよ。だって、ザック背負っている我々の横をスカートのお姉さんとかが歩いているんだもん。ちょっとまぶしかったけどね(笑)
って、話が横にそれたけど、とっとと肉体労働をお金という武器で攻略する事にしてロープウエイに乗り込んだ。
あっという間に山頂駅に到着。濃霧じゃないじゃん。青空も見えているよぉー
でも、山の上の方は怪しげな雲がある・・・
お水を汲んで、用を済ませてからいざ出発。目指すは西穂山荘。
←ロープウエイ山頂駅周辺は
散歩が出来ます

晴れというか、曇りというか・・・
毎回おなじみの一般人と特殊人の境界線を越えると、それまでの観光客の喧噪とは違って山のムード満点。
7月は沢山雪が残っていたけど、今回は全くなし。って当たり前だよね(^.^)

前回来たときは閉鎖してました
中には人は居なかったけど、夏真っ盛りの時は
誰かいるのかなぁ〜

毎度おなじみ「一般人と特殊人の分かれ道
マウスオンでまたかよの画像です(笑)
軽いアップダウンを繰り返し、少しだけ咲いているお花たちを見ながら今日一番の急登(笑)ポイントに。
時々風が抜けるけど、基本的には暑くて汗がだらだら垂れてくるんだ。
前回も感心したガリバーの様な案内板を上目遣いに実ながら一歩一歩足を進めていき、途中早めに少しだけ休憩して、またまた西穂山荘へと向かう。前回の時あった小さな雪渓、大きな雪の固まりが何処にあるのかなと思って歩いていたら、そんな場所も解らずにあっという間に山荘に到着してしまった。

マイズルソウの実です

エンレイソウの実です
↑タケシマランの実です
↑こんな樹林帯を歩きます
風が吹かないなな〜これが・・・

夏道と冬道が交差する場所です
上の赤い看板が冬道の案内板です
←これね
早い早い、1時間20分で到着です。
余りにあっけない初日の行程だったけど、それはそれでOK。今日は宴会がもう一つの目的だからねぇ〜。

で、テント場を見たら結構一杯じゃん。と見渡すと奥の方に空きスペースがあったので、早速場所を確保。受付を済ませてテントを設営して荷物をふりほどいたら、向かうは山荘だよ。
何をするかって、それは
愚問愚問

みんなのんびりしてました

テン場は結構一杯
やっぱり早め到着が基本だね
我らのチーム名は山よりBeerよ! 山よりBeerなんだから当然Beerでしょう!
実は
7月の来たときに生ビールがないというショックな出来事が頭に残っていたので、無条件に自動販売機でビールを買い、ふと受付の横を見ると「生ビール800円」という看板が・・・
へへへ〜生ビールがあるんじゃん。ということで、早速缶ビールを返して生ビールを頂きました。
←寝床も完成しました
その2
←寝床も完成しました
その1

お待たせしました〜
これが無ければ
山の魅力も半減?(笑)
←当然おつまみは持参しますよ

窓の外を見ると
ロープウエイ駅が見えました
↓ここね
ちょうどお昼の時間だったので、西穂山荘名物の「西穂ラーメン」を食べてみたんだ。
ちぃにぃはしょうゆ味、けいこはトンコツ。トンコツの方が好みかな。
↑これが醤油ラーメン
↑これがトンコツラーメン
高菜がアクセントで美味しいです
↑意味もなく・・・
で、食事が済んだらまたビール
山に来ているのかビールを飲みに来ているのかなんて聞かないでね(^。^)
当然
ビールも山も楽しみに来ているんだから。

テン場を見たら、こんな怪しげな人が・・・
今日は朝も早かったこともあり、昼寝をすることにしたんだけど、Kさんは今日の行程1時間ちょっとということに飽きたらず、独標まで往復してきたみたい。往復の純粋な時間が1時間30分ほどと言っていたから、走ったな(笑)
我が家はテントの中でゆっくりお昼寝してたもんね。
←さすがKさん 知らぬまに独標まで行ってくるとは
1時間30分ほどの歩きでは満足できないよね(^。^)
こんなお花たちに囲まれながらお昼寝タイムでーす
夕方になってきたので夕食を作ることに。でもその前にちぃにぃがガサゴソとテントから取り出したものは、そうお酒&おつまみでーす。
ワインにウイスキーに塩豚にチーズにと、山の上でなかなか豪勢な品揃えです。
食事を作る前にまずはワインとチーズで乾杯。それからキンピラなども作ってのんびりお酒タイム。
←ザックの中からはこんな物たちが・・・
軽量化という言葉は一体どこに行ってしまったのか(笑)

ちなみに、これは隣のテントの人たちのものですからね(笑)
↑キンピラをおつまみに
←少し奮発したんだよぉー
で、今日のメインは麻婆茄子のオンザライス。CookDoを使いました。
山の食事は味の濃いものを意識して食べるようにしているんです。だって、山で乾燥食ばかりじゃ味気ないしね。
あたりも暗くなってきた所で、お休みなさい。
←麻婆茄子のオンザライス
美味しかったなぁ

小屋の混み方はこんなもの
普通かな
夕食の最中から空ではゴロゴロと嫌な音がしていたのが、夜中になって大雨になってしまったんだ。
降っては止み、時々もの凄い雷雨になっていた。
でもお酒の力もあって、結構ゆっくり寝ることができたんだな。
で、ちょっとびっくりしたことが。
薄暗くなり始めたとき、耳元でブーンという音がしてきたんです。蚊だぁ〜
こんな山の上にも蚊がいるとは思わなかった。今までこんな事無かったんだけどなぁ〜
おかげでおでことかが、蚊に刺されてボゴボコになってしまったよぉー
次からは蚊取り線香持っていこっと。

今回寝るときに工夫したことが一つあるんだ。
それはシェラフ。今まではマイナス3度くらいまで対応しているものを夏山でも使ってきたんだけど、夜暑くてシェラフに潜り込まないこと度々。それとザックの重さを軽くすることを考えて、ブレスサーモで作られたペラペラのシェラフにしてみたんだ。それにシェラカバーを重ねることで夏山の3000m級の稜線でも大丈夫だろうと見立てて試して見た。今日の最低気温は外気で10度ほどだったけど、結果的に全然問題なし
テントに二人で寝ていると意外とテント内は暖かいからね。