2004.8.7ー8 今年最初の槍 in 鹿島槍ヶ岳 その5
みんな少しお疲れ気味だけど、ここまで来たら後は基本的に全て下り。
ちぃにぃの種池山荘で「アイスを食べよう」の一言で元気回復。
下りながら「アイスが売り切れだったら、悲しいよね」とか、「山小屋でもしビールが売り切れだったら暴動が起きるよね」などとくだらないことを喋りながら無事到着。
ちゃんとアイスは有り、みんなで美味しく頂きました。
←アイスでエネルギー補給中
ビールでなく、アイスで我慢我慢
ここからは柏原新道を一気に下ります。下りは精神的にも辛いので、30分歩いて5分休憩を繰り返しどんどん標高を下げていく。
途中時々扇沢の駐車場がドンドン近くに見えて来るが以前として遠い。扇沢に流れ込む大きな雪渓からゴーゴーと雪が解けて水が流れる音が大きく聞こえる。
標高を下げる毎に気温もどんどん上がって来て、暑い暑い。
↑ミヤマアキノキリンソウ
↑柏原新道をガンガン下ります
↑自然の造形美にはひたすら感心します
いよいよ最後の休憩ポイントになってここで、登りの時から話していた冗談が本当になってしまった。
登山口から駐車場までもダラダラ登りが辛いので、じゃんけんをして負けた人が車を取りに行こうというお話。
でもまさかそんなことはできないので、ちぃにぃが超特急になって車を取りに行くことに。ちぃにぃは意外と元気が残っているのでみんなとバイバイしてから走るように下っていった。途中追い越した夫婦に「馬力あるねぇ」と関心され、思わず「若さは馬鹿さですから」と言ったら大笑いされた。
そうこうしているうちに、約20分くらいで下山完了。
車を取りに行き、戻るとちょうどみんなが降りてきた。みんなはのんびり50分くらい掛けて降りてきた。タイミングがぴったりだった。
←ちぃにぃは一人だけ山の格好ではありません(笑)
扇沢の駐車場に戻って、今回の山の思い出を語りながら、下山後のご褒美の泡のでる麦茶をゴクリ。
やっぱビールでしょう。
我らのチーム名「山よりBeer」がまさにぴったり。
と、まぁ落ちのついたところでちゃんちゃん
←やっぱり麦のでるジュースは止められません
アイスが恋人(笑)のやなぎ@レッド女王様
人心地ついたので山での汗を流すために温泉へと向かうことに。
去年立山剱の時にもいった葛温泉へと足を向ける
ここは日本秘湯を守る会に加盟している温泉旅館。
お湯は透明ですが、かすかに硫黄の臭いがするとっても良い温泉。
山の思い出を語りながら汗を流して、今回の山も無事終了。

次は後立山縦走だね
仙人閣にて
感想

鹿島槍ヶ岳はどこから見ても非常に特徴がある双耳峰の綺麗な山である。
白馬から、立山剱から、槍穂高からいつもいていて、今度は是非登ってみたいと思いつつも、なんか足が向かなかったが、ふと思い立って計画を立てた。
本文にも書いたが、最初は9人の参加予定だったが、最後は4人。でも4人くらいで登るのは、大勢で登る山はそれはそれで楽しいが、フットワークが良くそれはそれで楽しい。
鹿島槍の基地となる扇沢までは我が家から50号、伊勢崎ICを経由して、長野自動車道の麻績IC経由で約4時間。少し高速で時間稼ぎをしたけどほぼ順調に到着。夜中なのに既に無料駐車場はほぼ満杯だったのはさすが夏休み。
朝登り始めるとっても暑くて汗がダラダラと流れ落ち、水分をガンガン取りながらガンガン標高を上げていく。種池山荘までは標高差1000m余りを一気に登るが、登山道がとっても良く整備されているので余り苦にならない。崩壊地を抜けるとお花たちが姿を現し、あっという間に山荘に到着。
ここからは針ノ木岳、蓮華岳などの山脈が眼前に見え、東側には爺ヶ岳の南峰へと続く稜線が待っている。
爺ヶ岳へと続く稜線はダラダラと登りながら、標高を上げていく。振り返ると珍しい二重稜線が目に入る。
爺ヶ岳は南峰、中峰、北峰と3つの頂きからなる山で、一番高いのは中峰。ちょうどガスの中に入ってしまい展望が無いのが少し残念。
雷鳥が多いとガイドブックにも書いてあったので目をキョロキョロさせるが、「グワーグワー」という雷鳥独特の鳴き声は何度も聞こえたのだが、残念ながら今回は雷鳥君と出会うことはできなかった。
冷池山荘までは緩やかな稜線を歩くすばらしい道なので、是非行ってみることをお勧めします。
冷池山荘のテン場は山荘から歩いて7分(計測しました)かかり、トイレ水場も無いので少し不便である。テン場から少し奥に入ったところが天然のトイレになっているみたいだったが、しかたがないというか、モラルが無いというか。非常に難しい所。でもあそこにトイレを設置するとテン場利用者以外の利用もあるのでそれはそれで問題かなとも。非常に難しい問題である。
夕食は久々にテントの外で摂ることができたが、途中の大雨には少し泣かされた。でもその後、数分でいきなり晴れたのには、一気に天候が変わるのは山では珍しいことでは無いが少し感動した。
翌日の鹿島槍までの稜線歩きはすばらしいの一言。
遠くから見ると鹿島槍ヶ岳の双耳峰がとってもよく目立つが、近くに行くと布引山の大きさも意外と目立つ。
この布引山から見る鹿島槍ヶ岳はもの凄い迫力がありすばらしいビューポイント。
ここから鹿島槍はちょっとの登り。登り切るといきなり北側の風景が目の前に現れたが、予想以上のすばらしさ。鹿島槍ヶ岳は北アのほぼ中間に位置しているので北から南まで手に取るように山々が見える。
この場所に来てみないとこのすばらしさは味会うことができないt思う。自分の足で登りきったご褒美。
昨日歩いてきた稜線を見ると種池山荘から爺ヶ岳、冷池山荘から鹿島槍ヶ岳までちょうどS字になるような稜線の形がすばらしい。
今までこの様な綺麗な稜線は見たことが無い。
テント場からの帰り道は結構歩きでがあるので、1泊2日で行動する場合はそこそこの健脚コースかな。
赤岩尾根からの下りコースを選択している人たちも結構いたが、タクシーの予約は山荘で済ませておくと良いと思う。
登山口では携帯の電波は入らないと山荘の人も行っていた。大人数の場合はワゴンタクシーも呼べるそうなので結構便利かも。

散文的になってきたが最後に全体の感想を

鹿島槍ヶ岳のあのとっても綺麗な双耳峰は登るより見る方がすばらしいと正直思った。決して楽しくない山では無いが、色々な方向からみる鹿島槍ヶ岳の姿が私は好きである。
今回山頂でみた眺望は雲一つ無いもので、今までの山の中でもトップクラスに入るくらいすばらしいものだった。山で見る景色のすばらしさは本当に何者にも換えがたい物がある。
これがあるから山は止められません、って感じ。
登山道はとっても良く整備されていて、山荘をはじめとする関係者の尽力にはほとほと感心するばかりである。
夏休みということもあり、子ども達も沢山登っていたが、北ア入門コースとしてはとっても良いところかなと思う。

だめだ、そろそろ訳が分からなくなってきたので止めておこう。

何にせよ、
とってもすばらしい山行だった というのが感想です



8/7 6時15分 扇沢駐車場
6時30分 柏原新道登山口
10時15分 種池山荘
12時00分 爺ヶ岳中峰
13時35分 冷池山荘
総時間 7時間20分 休憩1時間15分 実歩行時間 6時間5分
8/8 4時35分 冷池山荘テン場
5時30分 布引山
6時25分 鹿島槍ヶ岳着
7時10分 鹿島槍ヶ岳発
8時15分 冷池山荘着
9時25分 冷池山荘発
10時55分 爺ヶ岳南峰
11時30分 種池山荘
14時00分 柏原新道登山口
総時間 9時間55分 休憩2時間45分 実歩行時間 7時間15分