2007.5.26  とうとうデビュー in 月山
5.27(土)基本的に 宿に戻ると
      
いやー我が家もとうとう月山にまでスキーをしに来るようになってしまいました(笑)
月山といえば
夏スキーのメッカ。スキーというスポーツにどっぷり浸かった末期症状のスキーヤーがたどり着くという魅惑の場所
なんせ、ここ月山は
4月にやっとスキー場がオープンし、7月まで滑ることができるという所。12月末にオープンして、3月に終了する一般のスキー場とほぼ同じ期間滑ることができるというなんとも不思議な場所です。
本当はかぐらスキー場にでも行こうかと思っていたんだけど、かぐらの最終日はもの凄い混雑が予想されるので、それを避けて月山へと行くことになってしまいました。
お友達のサイボークKさんからお気に入りの宿を教えてもらったんだけど、あいにく一杯で、今回は五色亭旅館という宿に一泊で行ってきました。
月山はさすがに我が家から遠く、約400kmほど有ります。ということで朝に移動するより、前日夜に出発し、高速のETC夜間割引(3割引)を利用する事にしました。
金曜日はけいこがテニススクールのため出発は11時過ぎになってしまいます。
東北道を走る場合の我が家の定番である国道294を北上して、矢板から高速へ乗り込みます。久々の東北方面へのスキーに何となく違和感を覚えながら、高速道路をかっとびマス。ノンストップで山形まで到着し、仮眠を取ります。
そして2-3時間程寝てからいざ向かうは月山です。
↑ワイヤーに引きずられて登っています。
月山に到着したのは朝の8時ゴロ。風がもの凄く強く、空は少し雲がかかっています。でも晴れそうな予感。気温は12-3度という感じです。でも風が強いから体感温度はもっと低いかな。
今回はウエアではなく、普通のアウターだったので少し寒くなるかと思ったけど、大丈夫でした。
駐車場(1000円)に車を止め、いざ出発。
ここ月山はリフトが一つにTバーとかポニーとか言われている(正確にはナンというのか知らんが)ワイヤーに捕まり斜面を登るリフトが4本ある構成です。
Kさんからは回数券で充分という事を聞いていたので10年ぶりくらいに回数券をゲットしました。
ちなみに回数券は各Tバーの乗り場で売っています。(Tバー系は全て共通券です)
ゲレンデ構成も全然解らず、アプローチもわからないので、とりあえず車道が終わった所にあるポニーバーに乗ってみます。というより引きずられます。
これに乗ればリフト乗り場までは歩かなくて済むかなって思ってました。
最初はコツがつかめず(というより、どうして良いか分からなかったので)あえなく転倒(^o^)
ワイヤーのつかみ方を教わり、いざ再チャレンジ。っていうほどのことでは無いけどね。
とりあえず上まで行って後悔。歩いてもほぼ一緒という感じです。
で、リフト乗り場でリフトの回数券も購入していざ出発です。
リフトはゲレンデの右端に架かっていて、ここからコースはリフト脇を降りるコースと、そのまま上に上がるルート(姥が岳という山へ向かうルート)と大きくトラバースして(下から見て左側の)コブコブの大斜面へと向かうルートに別れます。そのまま奥に行くルートもありますが、こちらはどちらかというと月山へ登るためのルートといった感じ。
まずはトラバースルートを選択します。
←これがトラバースルートです。
左側は40度は確実に超えている絶壁で、結構スリリングですよ

ちなみに雪が黄色く見えるのは
黄砂の影響です。
トラバースを越え、少し斜面を登るとそこにTバーリフトが有ります。
これも初めての経験なので、乗り方を教わってからスタート。無事進みます。
←写真を撮影するから下を見ろとけいこに声を
かけたら
転けそうだから無理だぁ〜」の叫び声が(笑)
Tバーリフトはどの様な構造になっているのかと不思議でしたが、これを考えた人は見事だなと思わせる構造です。
でも、Tの部分が小さいからちぃにぃの大きなお尻と太ももにはちょっと辛いのが難点です。

これがワイヤーとTバーの連結部分です。
(TバーはT型レンチ型のワイヤにゴムが巻いてある構造)

ワイヤーの進行方向と逆に引くと[○○]の間に
ワイヤが引っかかり登ることができるという構造
外すのはTバーをゆるめる(降車地点で勝手にゆるまる)だけ
この部分にワイヤーが引っかかるんだ
で、Tバーを使って何度が繰り返し滑ります。この時期の雪ならもっとグサグサかと思ったけど、前日に雨が降ったこともあり、意外に雪がしまっていて滑りやすかったな。とはいっても春の雪には変わらないんだけどね(^o^)
少し滑りお腹も減ってきたので、ビールをいただきます。

我らの前に陣取った集団も、到着するなり
Beerを飲んでました。
まぁそれはそうだよね(^o^)
さて、お腹も落ち着いたのでとりあえずリフトまで降りてみます。正直Tバーだけでは飽きてしまいます。小さなコブは有るんだけどね。
で、月山のメインである大斜面をおります。ここはまさにコブ天国です。
一直線に繋がったコブが10列ほどはあるでしょうか。皆思い思いのライン(といっても一直線ね)を滑っています。
我が家もご多分に漏れず、ニコニコしながらコブを満喫しました。

で、リフトに降りてみると、そこそこ並んでます。Kさんの話だと、非常に混むときは
40分ほど待つこともあるそうな。バブル時代を思い起こさせる話だね。

まぁ、こんな程度ならかわいい方だよね。

リフトから見たゲレンデです。
真ん中左へ向かっている人たちがトラバースルートを滑っている人たちです

リフト降り場にある小屋の下は臨時の荷物置き場です
ザックの見本市状態だね

リフト降り場から見たゲレンデ
月山の看板があるから一応撮影しました
さて、リフトを降りてどうするか・・・・ とりあえず姥が岳の山頂まで行くことにしました。
リフト降り場から目の前にあるTバーに乗り、後は歩いて登ります。
ここはまさに雪山登山の気分です。
プラブーツはキックステップが良く効きます(^o^)
「ここで滑落したら結構落ちそうだね」なんてけいこと話ながら、肩に食い込む板の重さとブーツの重さと、ビール飲んだ直後のけだるさに負けそうになりながら登ります。

なんか良い景色でしょ

ようやく斜度が緩くなったら頂上到着です
下のTバーを降りてから15分くらいかな
山頂は湿原になっていて、木道がありました。恐らく木道はもっと沢山続いていると思うんですが、まだまだ雪の下で山頂部分のみにありました。
もう少し経つと、恐らく沢山の花が咲きそうな予感がします。
雪が多い所の花はとっても綺麗だからね。

←山頂の看板から少し離れた場所に三角点を見つけたので、当然のことながら毎度おきまりの「手手手」です。
マウスオンで、加えて足足足をどうぞ
←なんとかスミレだそうです
名前聞いたけど忘れた

↑これはショウジョウバカマですよね
山頂までは、大斜面の上に架かっているTバーを二本乗り継ぐとラクに登ることが出来ますが、トラバースしてTバー乗ってなんていう時間を考えればそれほど変わらない時間で到着できるかなって所です。
あいにく山頂では月山山頂はガスがかかっていたので見えませんでした。

これからは、主にリフトを使用して大斜面のコブコブを繰り返し滑りました。
←これがトラバースしているけいこを後から見たところデス
写真で見るより斜面はもっと急です

写真で見ての通り、ボードの人たちは
歩きの人が多かったな
ちぃにぃ 大回り ちぃにぃ コブ けいこ こぶ
まぁ去年よりは少しは上達した滑りです
でも、何か違うという所から脱却出来ません
これ見て、アドバイスくれる人いればよろしくm(_ _)m
リストが回数券だったことと、さすがにちぃにぃも2時間程の睡眠では体力持ちませんということで、ちょっと時間は早かったけど上がることにしました。
といっても、時間は2時過ぎだったけどね。
でも、ここで上がっておいて正解だったかも。
最後のコブを滑っているときにポツポツと雨が降ってきていたけど、宿に帰ってしばらくしたら、
バケツの底が抜けたほどの大雨になってました。
あれにあったらビショビショだったもんね。

これが大斜面のコブの映像です。
上から下までコブが勢揃い
ヨダレが出てきます
宿に向かう途中で、お花たちが咲いていたのでちょっと撮影タイム
ということで、我が家の月山デビュー初日は無事に終了です。