2003.11.9 壁によじ登ってみよう
   
以前から気になっていた「フリークライミング」に挑戦してみた。
場所は船橋にある船橋ロッキー。ナンの変哲もない倉庫に所狭しとクライミング用の壁が設置してある。
今回は初めての経験ということで、スクールに入りオーナーからじっくりと壁の登り方、安全を確保するためのロープの使い方などを教えてもらう。
まずはじっくり準備運動から開始して、ハーネス(ロープを体に付けるために必要な腰足に縛り付けるベルトみたいなもの)を四苦八苦しながら装着し、つま先が折れるくらいの小さな靴を履きいざ5mくらいある壁に取り付く。
↑トップバッターはちぃにぃ
↑二番手は女王様けいこ
↑三番手はTMOEさん
↑四番手は栗山さん
↑Lastは参号さん
最初はどの足場を使用してもよいという条件で、みんなスイスイと登っていく。下から見ると大した高さでは無いけど、一番上に登ると意外と高く感じる。
一巡したあとは確保(登っている人の安全の為に下でロープを持つこと)の練習も行いながら順番に登る。2回目は課題が用意され、特定のマークの付いている突起物を使用して登っていく。
壁を登るので足下にある突起がよく見えず、本当は使ってはいけない足場を使用してしまう。そんなこんなで二巡目も無事終了すると、いよいよちょっと難しい課題となる。
難易度は数字で表しており、9,10,11a,11b等と表現している。すぐ横に小学校3年生の男の子が「そんなの簡単だよ」と騒いでいるが、やっているこっちはだいぶ真剣なモードに突入してきた。
フリークライミングは力があれば登れる訳でなく、足の運び、体の移動、突起物への体重のかけ方など色々な技術を駆使して、さらにかなりの集中力を要する頭と体を駆使しながら行うので本当に真剣になります。
さていよいよ難関へと挑戦。
ここではけいこの挑戦を動画でどうぞ

クリックして
←けいこが難関に挑戦している映像です
wmv2形式 17秒 516kb
一通りの壁登りの講習の次は「ボルダリング」という3mくらいのロープなどを使用しないで登る壁に移動です。
ここにも、これでもかっていうくらいの大小の突起があり、特定の印が付いた突起物のみを使用しながら登ります。オーナーである先生がお手本を示してくれるのを見ているととっても簡単そう。ということでみんなで実技突入。

ここも最初は簡単で、徐々に難しくなる。課題も足はこの印だけとか、この突起以外は使用禁止とか。どうやって登るのって感じのところもある。
←壁にしがみついているようにしか見えません(笑)
でもやっている本人は真剣そのもの
こんな体制から開始です→
TOPに到着でクリアです。
ここからは飛び降ります
今回の一番の難関の課題に挑戦中→
←無事クリアです
今回は午後3時頃から開始して、7時過ぎまでの4時間くらい壁にしがみついていました。それでも順番待ちと休憩をはさんでいるので実質的には2時間も無いくらいでした。
あまり連続して登ることは出来ません。なぜかというと、「
体力が持ちません」(笑)
初心者であることでもあり、余計な力を使いすぎて握力が無くなってきます。おまけに集中力も無くなってきて、重ねて耐える気力も無くなってきます。

もうそろそろお終いにしようと何気なく決め、フリークライミングの初挑戦も無事終了です。

感想はというと
山登り(岩場登り)の直接的な練習だけを意識しているのであるとすると「
ちょっと違うかな」って感じです。
でも岩場を初挑戦する前に一度経験しておくと良いかなと思います。壁を登る事と、高さを経験することと、安全を確保して行えることを考えると、予行演習としてはかなり
いい経験になると思います。
フリー自体の感想はというと
最初失敗して、突起を眺めて「どう登るか」をシミュレーションし、イメージを高めて何度も繰り返し登ることで、今まで登れなかった課題が簡単に登れるようになるので、非常にやりがいがあるってところです。
普通の山登りとはちょっと違って「スポーツ」として楽しむにはとてもいいと思います。デジタルな到達点が良く解るのもとても楽しいものです。

帰り道みんなで「山の予定で雨が降ったらロッキーに登ろう」を合い言葉(?)しようということになりました。