大型自動二輪免許購入計画
二段階初日 | いよいよ二段階に突入です。 二段階の一時限目は安全走行がテーマです。 まずはウオーミングアップとして、車のクランク、S字などをハイスピードでクルクル回ります。 スラロームもこなしていきます。 10分ほど走ったらいよいよ今日のテーマの講習です。 何をするかというと、右左折時のウインカーの出し方、目視確認、走行場所(レフトキープ)の確認などです。 右折するときは「目視」→「ウインカー」→三秒→「目視」→「車線変更」という手順です。 教習所は狭いし交差点が多いから、余り速くウインカーを出すと訳が分からなくなるケースがあるため、特殊な場所では交差点を通過中にウインカーを出したりします。 我孫子教習所のコースで、波状路一本橋に入るところは外周路のカーブの所から外側に出るようになっています。 そこを内周側から向かうため非常に微妙なウインカーの使い方が必要です。 まぁ教習所ならではの特異性かなって感じです。 それから、見通しの悪い交差点の通過も練習します。 停止線などはありませんから、交差点に入る直前に停車して、身を乗り出すように左右確認をします。 基本は左方優先になっているんだけど、意地悪なことに左方は教習車の停車場があり、ウインカーを出して停車しているのか、左折するためにウインカーを出しているのか分かりづらいんです。 でも、そんなときは止まってしまえばOKです。 試験などでは優先道路を走っている車を妨害したら即検定中止になってしまうからね。 次に、一時停止などの場所でもフロントタイヤの位置について説明があります。 停止線にはフロントタイヤの先頭の部分がかからないところで止めるようにということです。当たり前だけどね。 決してタイヤの接地面で位置を決めないようにという指導があります。 それから右折する際など、センターラインから右側のエンジンガードなどがはみ出ないような位置に止める必要があります。 意識していない人は自分の体がセンターラインから出ていないことだけど意識してしまうようになるので気をつけるようにという指導です。 次に右折時の交差点の通過ポイント、左折時の小回りの意識など、基本的な動作を一通り教わります。 その後、ちぃにぃが先頭を走り、指示の通りに交差点の右左折などを繰り返します。 特に問題もなくクリアで、今日のテーマは終了です。 最後に例の八の字コースへ行くました。 そこでやったのが、八の字の片一方の円周の内部をクルクル回る練習です。 ハンドルフルロックで右回りと左回りを繰り返し練習します。最初はなかなか綺麗な円運動ができないんだけど、少したつとなれてきました。極端なリーンアウトとハンドルフルロックの体勢でしばらく走ります。 すると教官が「余裕だね」と一言を放ち、おもむろにパイロンを円の内部に倒し始めました。 円の12時、3時、6時、9時のそれぞれにパイロンの上を円内部に向けて倒して「ここを回ってください」と来たもんだ。 パッと見た目にはこんな所回れるわけ無いと思うほど、かなり小さな円なんだよね。 で、最初はパイロンに乗り上げたりしたけど、数回こなす内にコツがつかめてきて、小さな円をクルクル描く事が出来るようになりました。 かなりバンク角をきつく取り、当然ハンドルフルロックで、さっきより更に強いリーンアウトの体勢で走ります。 そうそう、基本的にブレーキもクラッチも使わずにアクセルワークだけでこなします。 ダイブ慣れてきたところで本日の時間は終了です。 |
二時限目 | 空模様が怪しいので用意されている雨合羽を着込み教習開始です。 連続教習なので、今回はウオーミングアップは行いません。 二時限目の講習は急制動です。 急制動は外周路を40km以上で走り、所定の場所から乾燥路面で11m、ウエット路面で14m(だったかな)で停止するというもの。 で、路面はウエットなので14mで止まることが必要となります。 教官曰く「ウエットの時の方が簡単なんだよね。制動距離も長いから」だそうです。確かにそうだね。 急制動のポイントは、所定の位置までにきちんと40km以上を出しておき、最後は惰性で多少エンブレがかかった状態でブレーキ開始ポイントを通過すること。 ここからじわっと強めにブレーキをかければほぼ問題無く停車することが可能です。 そうそう、ギアは3速以上でね。ローギアだとエンジンブレーキが強いので反則になります。 最初は停止線を無視してブレーキをかけてというのを数回繰り返します。で、問題が無いのできちんと停車するようにします。 クラッチは最後の最後までかけないのが原則です。 ちぃにぃはフロントブレーキの操作はお手の物なので、全く問題はありません。 で、一つだけ注意されたことが、最後にクラッチを握って停車する際に左足を出すのが遅い&止まる寸前にギアをガンガンガンとローにとすのは止めましょうということ。 でもさ、一般車道でブレーキをかけた時、ギアを落としておかないとすぐに発進できないじゃん。 だから止まる際にもフロントブレーキをかけながら、ギアを落とす操作をしているんだよね。 本当に余裕が無いときはこんな事はしないけど、教習所の急制動位の余裕がある(元から予測できる)場面ではついつい癖が出てしまうんだよね。 で、教官から「気持ちは分かるけど、そんな操作はしなくて良いよ。」と笑われてしまいました。 まぁそうだよね。 で、何度か繰り返してちょっと欲を出してしまいます。 ドライ路面の時の制動距離に止まれそうになったので、ちょっと強めのブレーキをかけてみました。 すると、見事フロントロックです。でもタイヤが流れるのはオフ車で林道だと当たり前なので、特に焦ることもなくブレーキを開放して問題なしです。 パワーがあるバイクなので乱暴なブレーキ操作をするとすぐにロックしてしまうのは仕方ないよね。 教官もフロントが流れた時に「おぉぉ〜」と叫んでました。まぁ見ている方がびっくりするよね。 で、教官から一言「別に無理して止まる必要はありません。規定の停止線までに止まるようにしましょう!」と来たもんだ。 先ほどの件と含めて、必要な事を必要な分だけ行うので良いようです。 で、しばらく走ってから波状路を少しだけ練習します。 波状路は基本的にスタンディングなんだけど、最初はシッティングの体勢でスタートです。 教習所にある波状路程度の段差は、オフ車にとっては段差ではありません(笑) でも、サスストロークが短いし、タイヤが違うのでギャップの大きさは相対的に大きくなります。 最初何度かはどの程度のスピードで走って良いか分からず、ダダダダダンと簡単に走り抜けてしまいました。 教官から「速すぎです」という指摘を受けたのでもう少しゆっくり走ります。 でも、なかなかタイミングをつかむ事ができません。 まぁ最初はこんなもんでしょう。 ということで、そろそろ時間になったので本日の講習は終了です。 次回は急制動のまとめをやることになります。 |
三時限目 | 今日は一段階の時にもの凄くゆっくり走ることを強要された(笑)教官です。 まずはウオーミングアップから開始です。 一時限目と同じような感じでガンガンS字クランクを駆け抜けます。 で、お次はスラロームです。 まずは普通にスラロームを走ります。その次は片手で走ることを強要されます(笑) 「アクセルワークのタイミングと体のバランスをうまく取れば片手でもできるよ」と言われて挑戦します。 最初はギクシャクするけど、なるほど結構簡単にできるようになりました。 ふーん。こんな練習するんだって感じです。 お次はスラロームのパイロンを狭い方(外側の方)から回る練習です。 より強くバイクを倒し込む動作と回し込む動作を求められます。 バイクって以外に小回りがきくんだということを実感させられます。 次はスラロームをゆっくり走る練習です。 とにかくゆっくり走るための練習を行うんだけど、これがまた難しいんだよね。 すぐに足をついてしまうし、アクセルはふかしすぎてしまうし・・・ 教官はまさにピタッと停止している状態です。とても真似なんか出来ませんって。 左手の握力強化訓練の甲斐もなく、撃沈モードです。 で、本日のテーマである八の字コースのある場所に行き、端の方にある波状路を走ります。 基本的にスタンディングで走ります。オフ車乗りにとって、スタンディングの姿勢は慣れたものです。 でも、オフ車でスタンディングするとき、ちぃにぃは結構お尻を後の方に引いて乗っていたんです。でも、どうもそれは余り良くないみたいなんだな。まぁオフとオンでは違うのかもしれないけど。 基本的にスタンディングして、腰の位置はキャブレターの真上、タンクの真上にします。 そこで、きちんとニーグリップをして、右手はアクセルを操作しやすくするために手首を伸ばして握ります。 そうしないとスタンディングした状態でアクセルをうまく操れないからね。 基本的に波状路は5秒で抜ければOKです。それより速いのはNGです。 でも、ここではタイムではなく、きちんとした波状路走行を練習します。 鉄で出来た数pの段差が不定間隔で並んでおり、中には少し角度がついている所を越えるんだけど、前輪が段差に当たる直前にアクセルオン、リアが段差を越える直前にアクセルオンと走ります。 あまりアクセルをふかしすぎるとトルクが強くかかってしまい、体が遅れてしまい、ニーグリップが緩くなり、ハンドルがぶれてしまいます。また半クラの操作が不正確だと段差を乗り越える際にエンストしてしまいます。また段差にはタイヤを正対させて乗り越えないと段差に乗り上げた瞬間の一番グリップが無い状態でハンドルがぶれてしまい、更にここでアクセルをふかすと余計にハンドがぶれてしまいます。最悪はコースアウトしてしまいます。 ただ波状路を越えるだけであれば何の問題も無いけど、ゆっくり走ってアクセルオンのタイミングをはかりながら走るのは結構難しいです。スタンディングする場所も少し後目になってしまうのでニーグリップが甘くなってしまいます。 ゆっくりした動作をするという事の難しさを感じる瞬間です。 何度も何度も繰り返し走る内に、アクセルオンのタイミングとリアブレーキのかけるタイミングと体の位置が分かってきます。 しかし、一段階からの課題であるクラッチワークがなかなか難しいんだよね〜 ここで、教官が登場です。何をするかと思ったら、ギアをトップに入れて波状路走ってだってさ。で、今までと同じようにアクセルのオンオフを意識してねと。 目的はクラッチワークの練習です。 トップギアなのでトルクは小さいのでアクセルをよりふかさないとダメです。でも、クラッチをつなぎすぎると小さいと行ってもそこは大型バイクなので完全にクラッチつないだらバイクがどこかに飛んで行ってしまいます。 で、ちぃにぃもやってみるけどこれがなかなか難しいんだよね〜 この教官とは教習最後までお付き合いしたんだけど、クラッチワークを本当によく練習させられました。 で、2-3回走っていると「これ以上やるとクラッチダメにするからお終いね〜」ということで波状路は終了です。 で、お次は八の字走行を少しだけ。 いつも八の字走行はギアをセカンドでやるんだけど、教官が「ギアはローでやってね」というご指示です。 八の字はアクセルのオンオフとバンク角をうまく調整して走る必要があるので、アクセルワークが非常に重要なんだよね。 そこにローギアで挑戦するんだから、最初はギクシャクしてしまいなかなかうまく走れません。 でも、アクセルの遊びの部分とアクセルオンのギリギリの場所の感覚がつかめて来たらもうこっちのものです。 ローギアのトルクが太いことを逆に利用してガンガン走ります。 でもさ、大型バイクを高速で走らせる場所ってあんまり無いから、この様な低速で低ギアの走行を練習するのは非常に役に立ちます。 XR君とかはエイヤーと大雑把な操作でも問題無かったけど、大型で大雑把な運転をするとうまく走れないから本当に良い練習になります。 で、ある程度走ってから本日のもう一つのテーマである急制動にかかります。 何度か急制動を行いますが、基本的に問題はありません。 今日はドライ路面なのでブレーキを多少乱暴にかけてもロックなどしません。 でも、相変わらず停車する際に左足を出すのが遅いという指摘を受けてしまいます。 きちんとまっすぐ止まっているから問題はないということだけど、意識して足を速めに出すように練習です。 数回走って、問題ありませんね。ということで三時限目は終了・・・ と、その前にこんな事をやってみてと外周を走ります。 で、直線で両手を離して走ります。ここまでは問題なし。 で、そのままカーブにも入ります。教官は難なく曲がっていくけど、ちぃにぃはどうも内側にバイクを倒す動きが難しく、外足に加重がかかってしまいなかなかうまく曲がれません。 ガードレールにぶつかりそうになりながら何とか使用とするんだけど、結構難しいんだよね。 足による加重の感覚は分かるけど、どうもオフ車とは感覚が違うんでやりにくいです。 で、これで三時限目はこれで終了です。 |
四時限目 | 連続教習の合間に教官と雑談です。 「しかし、暑いですね〜」「次は最初涼しくなるようにします。で、最後にまた暑くなるから(笑)」と来たもんです。 ということで、教習開始です。 まずは、二段階の見きわめコースを数周走ります。 二段階で波状路と急制動をこなしたので、基本的に全ての関門をクリアすることが出来るわけです。 何度か走って涼しくなってきたところで「ほぼ問題無いですね。ではついてきて」という言葉と共にスラロームに移動です。 最初は軽く流しながら、それでも結構スピードを上げて走ります。 調子が出てきたので、お次はスラロームの外周を走ります。 結構スピードを上げて走ると、最後のパイロンのところでなかなかきつくなってきます。 でも、徐々に慣れてきてよりスムーズに走ることができるようになってきました。 で、お次は例のゆっくり走行です。 今度は先ほどのスラローム外周をゆっくり走ります。スタンディングの姿勢です。 ということは、よりハンドルロックをしている時間が長くなるんだよね。 相変わらずうまくできません。 バランスを取るのが難しいんです。すぐにフラフラしてしまいます。 どうしたらあんなにうまくできるのか・・・ まぁ何度か挑戦したけど、やっぱり難しいです。 しばらく走った後は、例の八の字コースへと向かいます。 で、さっき波状路を走った時に感じたんだけど、今日はパイロンが乱立しています。 何かと思いきや、いわゆるジムカーナ的なコース設定をしていたんだよね〜 ということで、「付いてきて」の一言のもとにジムカーナ的な走りを始めます。 最初はフロントブレーキを使い、ギアチェンジもしながら走るけどうまくいきません。2周ほど走って教官に聞くと「セカンド固定で走ります。フロントブレーキは使用しません」とおう言葉を聞き、その通りに挑戦です。 なるほどさっきよりスムーズに走ることが出来ます。 でも、時々パイロンをなぎ倒してしまいます。コースアウトは当たり前、そんな急には回れませんって感じの場所も必死になって回ります。 おかげで汗が噴き出てきます。予言通りです(笑) マイクで、コースの先を考えて走るようにとかアドバイスを受けながら徐々にスムーズに走ることができるようになってきました。 で、次に今のコースをスタンディングでゆっくり走ってというご指示がありました(笑) クラッチワークとバランス取りの強化訓練です。 1−2周走った後に、「では最後に私に付いてきてください。足を一回付くと1万円ね」と厭味を言われてから走ります。 何とかゆっくり走っているけど、すぐに足を付いてしまうんだよね。 「あっ一万円ね」「おっさらに一万円ね」という言葉を何度聞かされたか・・・ もはやボロボロ状態です。 体は暑くて汗だくで、しかも左腕はパンパンです。 いや、本当にゆっくり走るのは難しいということを実感します。 ハンドルを切った状態でのクラッチワークの難しさとバランス走行の難しさが同居しているので難易度は何倍にもなります。 で、少し速いけど戻ることに。 何をするかと思いきや「あそこの壁にまっすぐバイクを付けて止まってください」と言われます。 教官がバイクに乗り込み、アクセルオンでバイクを壁に押しつけます。ギアをローに入れたままで止めるとバイクが自立します。 「この状態でスタンディングスティル(シッティングスティル)をやるから見ていて」と。 教官のニーグリップの動きを見ていると、微妙にモモの内側を動かしています。 バランスが崩れたのを立て直す動きではなく、バランスを取るために微妙に体を動かしている感じです。 なるほどね〜という感じで挑戦です。 最初はうまくいかなかったけど、何度か繰り返す内にコツをつかんできました。 モモの内側でバイクの傾きを感じて、バランスを崩す前にバランスを取る動きをする。それも逆側に体重をかけるような急な動きではなく、倒れかけたバイクを少しだけ押し返すような感じです。 このコツをつかむと意外と長い時間まっすぐ立っていることができます。 足を付いて最初に立つ時のバランス取りを何とか辛抱することで、より長い時間立っていることができるようになるんだよね。 なるほど、実感しました。 教官曰く「俺たちは昔はこんな事を一時間とか続けていたんだよね」と。 それだけやっていればうまくなるはずだよね。 ということで、四時限目も無事終了です。 次の時間はシミュレータです。 |
五時限目 | この時間はシミュレータです。 シミュレータとは何かというと、要はゲームセンターにあるバイクゲームみたいな物です。 ウインドウズで動作する本物と同様の操作が可能なものです。 でも、アクセルを開けても加速感はないし、カーブを曲がっても実感が湧かないから難しいんだよね。 で、まずは教官とおしゃべりをします。 ほぼ雑談と同じです(笑) どんな内容かはちょっと差し障りがあるからここでは秘密ね(^o^) しばらく時間が経ったのでシミュレータに乗り込みます。 色々なシーンが流れます。 右直事故を想定したもの、左側から突然車が発進する事故を想定したもの、はたまた片側に車線道路を右側から強引に左折する事故を想定したものなどなど 正直なんだかな〜って感じだけど・・・ 運転している時間は10分も無いくらいで、その後は自分が走った映像を上から横から後から振り返るんです。 まぁバイクの教習は全て所内で行うため、一般道を走ったことが無い人には少しは役に立つかもしれないけど、でも現実はあんなもんではないし・・・ 一応法律で定められている教習ということで一時間を過ごしました。 ということで、これ以上のお話はありません。 あと残すは二時間です。 翌週に連続講習を行ってお終いになります。 |