大型自動二輪免許購入計画


前段 今まで大型免許は必要ないと思っていたんだ。だってさ、大型二輪は重いし高いし、なんと言ってもバイクの性能を自分の力では発揮することができない=バイクを操りきることができないということで敬遠していたんだよね。
本心から、自分で操作可能な範囲のマシンを自分の思っている通りに走らせる(腕は無いけど(笑))ことを楽しみにしていたんだよね。

林道に入ってもアクセルを思った通りに開けられないのは楽しくないし(腕が無いだけ)、パワーがありすぎるのも怖いしね。

それが、なぜか今年になったあたりから大きいバイクも良いかななんて思い始めたんだよね。
で、夏の北の大地への旅をしたとき、今回の旅は基本的にけいこが先頭になりちぃにぃは後からついていくという形態を取ったんだ。
当然、ゆっくりまったりした旅だったんだけど、それはそれで楽しいかなって思えるようになったんだな。
林道を走っても、ゆっくりまったりだったしね。
やっと大人になってきたということか(笑)

で、大人になってきたついでにバイクも大人が乗るバイクにしようと思い、色々と物色し始めたんだな。
で、一応欲しいバイクは見つかったので(まだ内緒ね(^o^))、

ということで、早速我が家の周辺で大型自動二輪の免許を購入(この購入というのが重要ね(^o^))できる所を探すと、我孫子自動車教習所というのが見つかりました。

早速、現金を握りしめ、いやいやカードを片手に申し込みに行きました。

ちぃにぃが自動二輪の当時は中型限定免許を取得したのは20年以上も前のこと。
その時とは根本的にルールが変わっています。

今や、オートバイのAT免許もあります。さらにびっくりすることにいきなり大型二輪の免許を取得することも可能みたいです。

かなりの時間数(30時間以上)の実技教習が必要みたいだけど、お金さえあれば自動二輪免許は購入することができる世の中になったみたいです。まぁちぃにぃも人のこと言えないけどさ(笑)

だから、最近特に大きなバイクに乗っている人たちの中でも「え?おまえ本当に大型免許持っているの」なんていうライダーがいるんだよね。
それと、当時はバイクの免許を持っていても自動車の免許を取得する時は学科は全て取得し直しだったけど、今はそんなことは無いんだよね。
とかとか、色々と制度が変わっていたことにちょっとびっくりでした。

で、まず日曜日に入所式というのがあるので、それに出ます。その後に適性検査(ペーパーテスト)を受けて、とりあえずその日は終了です。
で、これも今時だな〜って思ったのが、教習の予約は全てオンラインで行う事になっています。当然事前予約ね。
教習所のマシン以外にも、ネットでつなげるパソコンと携帯からも予約が可能になっています。
まぁ、これも時代ですかね〜

次の土曜日に予約をして、本日の予定は終了です。
で、帰りに少し教習の様子をみると教習車はCB750です。乗りやすそうな感じでした。
一時限目 朝からけいこが技能講習を受けて、ちぃにぃは夕方から開始です。
お昼くらいにけいこが帰ってきたので様子を聞くと「緊張した〜」とそれと「バイクをコカした」とか、「バイクが重い」「もう乗りたくない」などと叫んでいました。

まぁ今までのバイクがXR250だからいきなりナナハンに乗ったらそれは重いよね。
まずは重さに慣れることからかな。

それはさておき、ちぃにぃの教習について
まず、Gパンの下にニーシンガードを取り付け、足下はオフブーツ、肘のプロテクターをしっかりして上着も着用。当然メットとかは全てバッチリオフ仕様ね。

まずは、説明から始まります。
バイクに乗る所から始めます。
周辺確認、バイクにまたがる、ミラー確認、ギア確認、クラッチを切る、エンジン始動
ウインカーを出す、周辺確認、ギアを入れる、再度周辺確認、スタートって感じかな。
要は事前にすることをきちんとしましょう!という事ね。

それから次にバイクを倒してそれを持ち上げることができるかという確認ね。
ちぃにぃの体格を見ればやる必要は無いのは分かるけど、そこはお約束ね。

バイクを左右に倒して持ち上げます。流石に8字にバイクを押すことの確認は省略でしたけどね(笑)

で、ここで一番びっくりしたのが、バイクを倒してもガソリンが漏れないんだよね〜
まぁインジェクション仕様になっているから当たり前なのかな(爆)
XRの場合は、まず転倒したらエンジン切って、次にフューエルコックをオフにするというのが習慣だからね(^o^)
世の中進歩しているんだよね〜

で、いよいよバイクに実車します。
軽く周回を回るけど、フロントタイヤの径がオフ車と違って小さいことと、どうも最初に乗ったバイクの癖が強いのか、コーナーでハンドルがイン側に切れ込む度合が強いんです。
コーナーでは多少イン側のハンドルを外側に支える感じで周回を重ねます。
しばらく乗って逆回りです。
障害物をよけるためのウインカーの出し方などを練習します。

教官もそこそこ乗れるのが解ったんだろうね、続いて一本橋に突入です。一本橋なんて久々だよ〜
制限時間?は10秒以上なんだけど、最初はとにかくまっすぐ走るだけということでタイム測定もしません。とりあえず走ります。

しかし大きなバイクであることと、アクセルワークとクラッチワークに微妙なタッチが必要です。

XRはドッカンとクラッチつないで、アクセルワークもラフでも問題は無かったけど、大きなバイクでは慎重に行う必要があります。
ハンクラを使用する際にも、ついついアクセルを煽ってしまい自分で苦笑です。

クラッチも油圧クラッチなので、重いのとハンクラの位置が狭いのでちょっと慣れません。
まぁ一本橋をクリアすること自体は問題ないけどね(^o^)

しばらく練習して一時限目は終了です。
まぁ最初はこんなもんでしょう!
二時限目 続いて二時限目です。連続教習です。
今回は乗車の手順などの練習は無しでいきなり外周を走った後は一本橋へと向かいます。
一応タイム測定です。教官はバイクを降りてストップウオッチを見ながらタイムを言ってくれます。
そうそう、教官とのやりとりは無線で教官が何かを話すとバイクにスピーカーがついていてそこから声が流れます。
20年前はそんなことなかったような気がします。大きな声でやりとりしていた記憶が・・・(笑)
生徒側はうなずくだけなのは変わりないけどさ(^o^)

で、最初は10秒2とか10秒3とかあたりでウロウロしていたんだけど、最初に一本橋に突入する時からスピードを抑えめに入ると12秒2とか12秒3とかあたりになりました。

で、最後の方で粘っていると、ニーグリップが甘くなってしまうんだよね。
大きなバイクなら尚更意識しなければならないけど、何とか無理矢理体でバランスを取ろうとするのが軽いバイクに乗っているサガなのかな。
基本的にはバランスを崩さないこと!が鉄則だね。
教習所のバイクはアイドリングが高いのでアクセルをふかさず、半クラとリアブレーキだけで操作するのが一番だなって感じです。
って当たり前かな。

で、続いてクランクに突入です。
クランクは基本的にハンドルを切って曲がるだけ。コース取りさえ間違わなければ問題はありません。
基本はアウト半分インアウトって感じカナ。
まぁ問題はありません。

続いてはS字です。
これは全く持って問題ありません。

続いてスラロームです。
スラロームは何時の頃からか制限時間が出来たみたいです。
今は大型は7秒以下がクリアの基準になっています。で、早速スラロームへ挑戦です。
基本的に問題はありません。でも実際にどれくらいのタイムで走っているかは分かりません。しばらく教官の後について走ってから一人で繰り返し走ります。
タイムを聞くと7秒5とかです。え〜もっと速く走る必要があるんだって感じです。
ということで、もう少しだけ気合いを入れて走ります。すると6秒8とか6秒9とかにすぐになります
で、その内教官が「俺の走りを見てみろ」とスラロームを走ります。「ここでアクセルを開けてね」と解説付きでね。
で、教官を見ていると、基本的に体は直立、バイクだけを倒して、アクセルワークで走っています。
さすが教官だね。
ちょいと真似して走ると、6秒台の中盤から前半のタイムが出てきました
ふーん、こんな感じなんだなって思いつつ、バイクの大きさに慣れいきました。
まぁほとんど大型自動二輪に乗るのは始めてということもあるので、まずは大きさに慣れることと、基準をクリアしていれば良いかって感じでした。
なんて事を考えている間に教習も終了です。
終わった後にスラロームの事について少し話をしました。
「バイクをもっと傾ければ良いのですかね」と聞くと、「ハンドル切ればバイクは傾くよ」と言われたけど・・・
まぁ良いかって感じでした。
基本的に、これでもかって言うくらい素直で真摯な態度で教習を受けています
で、二時限目もこんな感じで終了です。
三時限目 今日は違う教官です。
乗る前に「二時限目まででほぼ全てやっているね。今日は慎重に乗ってください。良ければ次に進みますから」という一言を受けてから走り始めます。
まずは軽く外周から、続いて逆回りです。
前日に乗ったバイクと比べてハンドルがイン側に切れ込む度合が少なく、ハンドリングがスムーズなバイクでラッキーって感じでした。
で、しばらく走ってから一本橋です。
教官は「タイムはそこそこで良いので失敗しないでね。失敗したら次にいけないから」と言っています。何のことか解らないがとりあえず素直に乗っています。
タイムはだいたい12秒前後をウロウロです。
では次にということで、クランクへ行きます。
「まずはハンドルを切ってゆっくり走って抜けますよ。パイロン倒さないようにね」と声をかけられて後をついて走ります。
まぁ問題なしだね。
で数周回った後に、では一本橋の要領でもの凄くゆっくり走ってくださいと言われます。
教官が先に走っているけど、「あんた足ついていない?」っていうくらいゆっくり曲がっていきます。
ちぃにぃは、すぐに教官に追いついてしまい、「そんなにゆっくり走るの無駄だ!」状態です。足は着きまくりです。
ハンドルフルロックでバランス取りながらゆっくり走るのは本当に難しい。
正直出来ませんって感じです。

続いてS字です。ここは問題なしです。
で、2,3周走った後に「出口の時に非常にゆっくり走ってください。で、道に出るときに出来るだけ縁石をなめるようにしてください」という指摘を受けて、その通りに走ります。
まぁとりあえず良いでしょうということで、続いてスラロームです。
まず、二、三回教官の後で走ります。
タイムは6秒台中盤から後半をウロウロとしています。

でも、何度も繰り返し走る内にコツもつかめてくるし、教官から適切なアドバイスがありタイムが縮んできました。
6秒台前半から早いときは5秒8位までになりました。
教官から5秒代で走れればたいしたものです。という一言をもらってから一本橋へと戻ります。

何をするかと思ったら、とにかくゆっくり走るようにということみたいです。
一本橋は12秒くらいで走るんだけど、それを20秒くらいまで時間を延ばすようにという指示でした。
大型自動二輪はトルクがあるからアクセルは開けずにアイドリング状態でクラッチのみの操作とリアブレーキの操作のみで充分走ることが出来ます。
ゆっくり走ることはできるんだけど、ちょこちょこ落ちてしまいます。
バランスを取るのが結構難しいんだよね〜
どうしても、ニーグリップが甘くなってしまうんだよね。で、バランスが崩れると反対側に体重をかけることになり、それでまたバランスが崩れるともう元には戻りません。
基本的に崩れたバランスを取り戻すのではなく、バランスが崩れないような運動が必要なのね(^o^)
この辺が大型バイクとXRみたいな軽量バイクの違いなんだろうな〜と実感です。XR君なんか適当にいえやーとすることで何とかなってしまうもんね〜
ようやく油圧クラッチの重たさとハンクラの場所などのコツがつかめてきて、20秒ほどで一本橋をクリアすることも出来てきました。
で、教官が一言「試験の時はそんなに粘らなくて良いからね〜」だってさ。
まあ練習なんでしょう。

ここで教官が俺を見ていろといい、縁石の上を走りまじめます。ほぼタイヤと同じ幅の縁石をヒョイヒョイと走っています
「こんなことやってみたいでしょう(^o^)」という教官にちぃにぃは「はい」とニコニコ顔でした。
でも、後で解ったんだけど、昼間は人の目があるのであまり無茶なことは出来ないみたいね(笑)

で、少し離れた広場に移動してから、「ハンドルフルロックにして、クラッチ操作のみで出来る限りゆっくり円を描くように走ってみて」と言うんだな。
チャレンジするんだけど、できません!って。一緒に走るんだけど、すぐに教官に突っ込みそうになります

バランスが取れません。クラッチのつなぎ方が荒っぽいし、トルクが不足している(ハンクラが甘い)とアクセルふかしてしまうし、全くと言って良いほどできません。
教官は横でニコニコ顔で見ています。
ハンクラをもっと練習してね(^o^)だってさ。

ちょっと悔しいけど、できないものは仕方ないよね。バイクは走っているとバランスを取ることは簡単だけど、もの凄くゆっくり走らせる時にバランスを取るのは本当に難しいよね。

で、ハンクラしすぎて左腕が辛いので早速握力鍛えるための道具を購入してきました(笑)

で、ここから別の場所に移ります。
教習所の人たちの駐車場の脇にある八の字とかを走るためのバイク専用の練習所に移動です。
ここでまずは八の字を走ります。
最初はなかなかうまくいかず、教官にドンドンはなされるし、切り返しのあたりではうまくバイクをクロスオーバーすることができません。
でも、少し走ると慣れてきて、バンクしている時から直線部分で加速してまたバンクさせてという運動が上手になってきました。

オフ車の時もそうだったけど、八の字というのは本当にバイクを操るための基礎的な練習をするのにもってこいの運動です。
結構楽しくなってきたところで時間切れ。

今日の教習はこれにて終了です。

バイクの大きさにも慣れてきたし、結構楽しくなってきました。

出来ないことがあったり、出来ないことができるようになるというのは本当に楽しいよね。
四時限 四時限目はなんとスクーターで走りました

大型自動二輪は世の中にある全てのバイクを乗ることが出来る免許だから大型のスクーターにも乗る練習をする必要があるという事みたいです。
教官は「まぁちぃにぃさんはスクーターには乗らないと思うけど、まぁ何事も経験だから」ということで早速教習の始まりです。
バイクは400ccのシルバーウイングです。車体は600cc用で、エンジンだけ400ccみたいです。
で、大きなスクーターは初めて乗ります。右手のブレーキはフロント専用で、左手のブレーキはフロントとリアの両方のブレーキがかかるみたいです。
フロントの割合は少ないみたいだけどね。
で、五時限目は一段階のみきわめなので、みきわめコースを走ります。
一本橋も当然走ります。スラロームも走ります。

まぁスクーター自体は小さいのは乗り回していたので乗ること自体は問題ないけど、走りづらいんだよ。ニーグリップはできないし、フロントタイヤの位置は見えないし、ホイールベースが長いから曲がらないし・・・
一本橋は落ちまくります。左手でリアレーキをかけるつもりがフロントもブレーキがかかってしまうので予想外の制御がかかってしまうし・・・
おまけにバランス取るのが難しいんだよ。でも2−3本でなんとかなるようになってきたよ。膝を微妙に動かしながらうまくバランスを取ることができるようになってきたよ。
しかし、楽しくないよ
で、スラロームでは何度か走るけど楽しくないよ。おまけに初めてパイロン倒してしまうし(笑)
一通り色々と走りまくり、スクーターの走りに慣れた頃には教習は終了です。
なんか教習というより、単にスクーターに乗る経験を積むだけというような感じだったよ。

しかし、スクーターはバイクでは無いと言うことを実感しました。
あれはバイクでは無く、スクーターという別の乗り物です。
なので、AT専用の免許が出来るわけだ。

でも、車のATとMTの差よりバイクのMTとスクーターの差はあまりにも大きいのでなんだかな〜って感じです。
本当にラクチンな移動手段として考えると乗る価値はあるかもしれないけど・・・

まぁどうでもよいや(笑)
次はいよいよ一段階のみきわめです。
五時限目
一段階
みきわめ
さて、いよいよ一段階の見極めです。
平日の朝一番の予約を取り、仕事は少し遅刻していくことにしました。

で、朝一番なので体がうごかないんだよね。
でも、みきわめでここでうまくいかないと二段階に進めないというプレッシャーがかかります。

で、教官は初めて見る人でなんか無愛想な感じの人なのでいやだな〜って感じ(^o^;)

教官が「コースを三周走ってもらいます。三回中二回は失敗しないで下さい。二回失敗するということは半分以上できないということだから」
なんて言っていました。

早速見極め開始です。
ちぃにぃが先頭を走り、教官は後から付いてきます。
「次は赤の9番を左折ね」などとか言われながらコースをこなしていきます。
スラロームでは秒数制限があるので少し頑張るけど、朝一番なので体がうごかないんだよね。

まぁタイムは問題ないけど、教官から「パイロンに近づきすぎるからもう少し大回ししてね」という注意を受けました。
それ以外は特に問題も無く、スムーズに一回目をクリアです。

発着点に戻り二回目を。
スラロームは大回りして、一本橋は12秒くらいでクリア。早めの目視とウインカーを出すことを意識して、目視と一緒に車線変更しないようにと意識して、優先車両を意識して、左折は小回りを意識して無事クリアです。

それでは三回目をということで、同じように回ります。
ここでも意識は一緒です。

特に問題もなく、スムーズに走り無事クリアです。

すると教官は「着いてきて」と一言言い、例の八の字コースへと移動です。
ここで10分以上八の字だけを走りまくります。

結構コツもつかみ始めていたのでアクセルのオンとブレーキ操作とバンク角の調整をうまくしながらガンガン走ります。
スピードも出ているみたいで、ブーツの外側が地面に時々擦れています。
ちょっとバンクさせすぎかもしれないけど、スピードが出ているし、円周はかなりきついから仕方ないよね。

無言のママ走り続けて時間がきたから終了です。
その間教官は一言もアドバイスも注意もありません。

最初に印象通りに、なんか嫌な感じでした。

でも、この教官とは二度と会わなかったので良かったけどさ。

で、無事一段階のみきわめは無事終了です。

問題もなく二段階へと進みます。

一段階の感想は
バイクの大きさに少しは慣れてきたかな。
クラッチの操作は微妙です。アクセルワークもトルクがあるから本当に慎重にしないといけません。
やっぱり大型免許は違うよね。

でも、楽しいな。


さて続いて二段階へ進みます。
バイクを操る楽しさと難しさを実感します。